“茶屋辻染め”の第一人者、友禅作家 五代 田畑喜八さんの九寸帯です。
こちらは、銀座もとじが繭からプロデュースしている極上の純国産絹糸「プラチナボーイ」の絹布に染め上げた特別な作品です。
【作品コメント】
九寸名古屋帯「源氏貝(草花入り)」
平安時代からの貝合せの源氏貝に文様を茶屋辻風のものにして、少し豪華な名古屋帯となっています。
プラチナボーイならではの絹本来の光沢が美しく輝く絹布を、銀ねずに染め上げた高級感のある染帯です。源氏貝に茶屋辻風の柄行が優雅な佇まいで、美しく気品のある帯姿を演出します。
品格の漂う帯表情は、小紋や紬だけでなく、江戸小紋や色無地に合わせて少しあらたまった席にも最適です。
茶席や観劇、きちんと感が求められるシーンに幅広く楽しめる一品です。
五代 田畑喜八さんについて
着る人が「華主」。お召しになる女性が「華の主」として一番美しく輝いて見えるように最大限の力を尽くしてものを作る。それが自分の仕事と言い切る五代 田畑喜八さん。 京友禅を手掛ける染屋として、田畑家では「藍の濃淡・摺疋田・縫い箔」を得意としてものづくりをされ、中でもライフワークとして手がける“茶屋辻染め”は独特の藍彩の美しさが際立ち、伝統的な古典文様を個性的に演出した品格のある粋を感じさせる出色の作品です。藍の濃淡を基調とした気品あふれる、格調高い、優雅でありながら芯に力強さのある着物を作り上げます。
【作家産地】「五代 田畑喜八」
【和織物語】「着る人と完成させる模様染め - 五代 田畑喜八の世界」
プラチナボーイについて
【プラチナボーイ】は37年かけて日本の研究者が開発した、世界で初めてオスだけの繭から作られた特別な絹。銀座もとじが繭からプロデュースし、すべての商品に作り手たちの詳細を記し、履歴のわかる“純国産”のものづくりを進めています。2015年には『農林水産大臣賞』を受賞。その開発から、養蚕、製糸、染織、着物につくられるまでを追ったドキュメントは一冊の本『天の虫 天の糸』に綴られています。
【銀座もとじの挑戦】プラチナボーイ
【和織物語】プラチナボーイ物語「天からの贈りもの」