(2枚目以降のサブ画像にて)店頭にて撮影した着用イメージをご紹介しています。ご身長160cm程の着姿を想定していますので、柄の高さなどご参考にしていただけましたら幸いです。
※帯、小物は参考商品です
松の葉を風車風にデザインした流れがとても美しい作品です。店頭での仮着付けや、お手元確認もお気軽にご相談ください。
友禅作家・四ツ井健さんの訪問着作品です。
こちらは、銀座もとじが繭からプロデュースしている極上の純国産絹糸「プラチナボーイ」の絹布に染め上げた特別な作品です。
【作家コメント】
手描き友禅 プラチナボーイ 訪問着「松韻」
能登への入口「のと里山街道」沿い海岸横を車で行くと海風の影響で斜めに立つ松林を見ることが出来ます。常に海風の影響を受けながらも強く生きる松の葉を風車風にデザイン化しました。着物全体の割り付け構成もその相似形とした。地色も美しい砂浜をイメージして薄いベージュとグレーで仕上げました。(ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)の新テクノロジー使用)
四ツ井健さんについて
1962年、石川県金沢市生まれ。金沢市内の工房で、伝統的なもち糊による手描き友禅染の全工程を一人で手がけられ作品制作をされています。
グラフィックデザイナーを志しデッサン教室へ通っていた10代の頃、友禅工房で師となる方と出会い10年余りの修行時代を過ごします。元メーキャップアーティストでファッションへの造詣の深かった師の「着物はファッションである」という言葉は今もデザインの基礎として常に念頭に置かれ「時代の動きを敏感に感じその時代の空気にあった物づくりをしなければならない」とおっしゃいます。
自然と山登りが好きな四ツ井さん。雲や山並み、高山に咲く可憐な草花をデッサンから抽象化して、時に幾何学的なモダンなデザインに昇華させています。洗練された都会的な印象でありつつも、対象物への温かな眼差しが奥深く感じられる四ツ井健さんならではの友禅染の世界を作られています。日本工芸会正会員。
【泉二の一口対談】四ツ井健さん×店主 泉二
【作家産地】「四ツ井健」
プラチナボーイについて
【プラチナボーイ】は37年かけて日本の研究者が開発した、世界で初めてオスだけの繭から作られた特別な絹。銀座もとじが繭からプロデュースし、すべての商品に作り手たちの詳細を記し、履歴のわかる“純国産”のものづくりを進めています。2015年には『農林水産大臣賞』を受賞。その開発から、養蚕、製糸、染織、着物につくられるまでを追ったドキュメントは一冊の本『天の虫 天の糸』に綴られています。
【銀座もとじの挑戦】プラチナボーイ
【和織物語】プラチナボーイ物語「天からの贈りもの」