「五代 田畑喜八 米寿記念展「実り」」は、おかげ様で盛況のうちに終了いたしました。ご来場くださった皆様、オンラインでご覧になられた皆様に心より御礼申し上げます。
12/9(土)10(日)のご在廊日には、江戸時代にお姫様の着物を誂えた初代 田畑喜八の雛形本、田畑家の藍彩をつくる秘伝の「藍棒」、色見本帳など、貴重な資料を特別公開いたします!
米寿を迎えられた五代田畑喜八氏による、記念作品をご紹介いたします。テーマは「実り」。万物、生命の誕生の源は水にあり。それは田畑家に伝承される瑞々しい流水であり波である。
田畑家コレクションと共に代々田畑家に継承されてきた美の源流をたどる軌跡と創造の日々、当代の美意識を惜しみなく注ぎ込んだ作品群を是非ご覧ください。プラチナボーイの訪問着、帯、男性羽織をはじめ、附下、小紋を一堂にご紹介いたします。
会期:2023年12月8日(金)~10日(日)
場所:銀座もとじ和染、男のきもの
〈お問い合わせ〉
銀座もとじ和織 03-3538-7878
(電話受付時間 11:00~19:00)
ぎゃらりートーク
日時:12月10日(日)10:00~11:00【開催終了】
会場:銀座もとじ 和染
定員:40名様(無料・要予約)
作品解説
日時:12月9日(土)14:00~14:30【開催終了】
会場:銀座もとじ 和染
定員:10名様(無料・要予約)
作家在廊
12月9日(土)13:00-18:00
12月10日(日)11:00-15:00
五代 田畑喜八氏のご紹介
お召しになる人が「華主」。
藍彩の美しさ際立ち、品格あふれる茶屋辻模様。
着る人が「華主」。お召しになる女性が「華の主」として一番美しく輝いて見えるように最大限の力を尽くしてものを作る。それが自分の仕事と言い切る五代 田畑喜八さん。 京友禅を手掛ける染屋として、田畑家では「藍の濃淡・摺疋田・縫い箔」を得意としてものづくりをされ、中でもライフワークとして手がける“茶屋辻染め”は独特の藍彩の美しさが際立ち、伝統的な古典文様を個性的に演出した品格のある粋を感じさせる出色の作品です。江戸時代から大切に使い続ける「藍の墨棒」で加筆することで図柄に陰影を添え、藍の濃淡を基調とした気品あふれる、格調高い、優雅でありながら芯に力強さのある着物を作り上げます。
銀座もとじ和染 2011年、2013年、2015年、2018年、2020年個展開催
五代 田畑喜八氏 略歴
1935年 京都府に生まれる
1959年 早稲田大学第一文学部美術専修卒業
1961年 京都市立美術大学日本画科終了
同年 田畑染織美術研究所入所
1971年 株式会社田畑染織美術研究所設立
1995年 五代田畑喜八襲名 代表取締役社長就任
2000年 伝統工芸品産業功労者褒賞
2006年 旭日双光章 受章
《動画公開中》NHK WORLD
「FRONTRUNNERS」が
五代 田畑喜八さんを特集
各分野の第一線で活躍するプロフェッショナルが、現在に果敢に挑戦するヒューマン・ドキュメンタリー『FRONTRUNNERS』にて五代 田畑喜八さん特集が放送されました。放送後、期間限定で公式サイトで動画が公開されています。ぜひご覧ください。
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鑑賞のポイント「令和に甦る寛文小袖 特別展示会」
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五代 田畑喜八さん|泉二の一口対談
写真中央が五代 田畑喜八さん(2018年開催の個展にて)