■「小倉織 遠藤聡子展」
会期:2025年10月10日(金) ~13日(月祝)
>>作品一覧
小倉織を学び、独立して10年の節目に展示ができることを大変嬉しく思います。
日々制作に没頭できるのは、応援してくださる方々のおかげです。
そして染織の師である築城則子先生に心から感謝申し上げます。
自然の風景や生き物、季節の移り変わりから発想して、草木染めの糸を使って縞や絣に表現しました。
銀座でお目にかかれましたら幸いです。
遠藤聡子
コーディネートについて
■【着回し術】「リバーシブルの角帯」遠藤聡子さんの小倉縞で日常に特別感を
小倉縞作家 遠藤聡子さんの角帯は、装いにメリハリとモダンさを演出。
こちらの作品「錦」は、他には見ない色の組み合わせで、着姿を特別感のある印象にしてくれます。
広巾を二つに折ってかがり縫いするので、リバーシブル仕様になるのも大きな魅力です。
リバーシブルの表裏どちらも素敵で決めきれず、今回は、着物は同じで、着回してみました。
角帯が特別な分、他のアイテムは敢えて王道を選びました。
ひとつは、蚊絣の泥大島による正統派なアンサンブル。羽織を変えて、光沢のあるお召羽織にするとドレッシーな装いに。
もうひとつは、極細かい160蚊絣の結城紬に、お召羽織を変えて。ネイビースーツにレジメンタルタイ(斜めストライプのネクタイ)感覚の着こなしです。
「錦」のタイトル通り、華やかな面もありつつ、個々は渋みのある色なので浮きすぎません。
日常の中の少し特別な日、位の感覚でお楽しみ頂けたらと思います。