「更紗展 ~インドから世界へ 世界を魅了した染めの美~」
会期:2026年9月25日(金)~27日(日)
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インドの代表的な染織品である更紗。生命の樹や草花、鳥獣を描いた異国情緒あふれる文様は海を渡り、日本へもたらされました。 大名や茶人に愛され、やがて日本独自の美意識と融合し『和更紗』として発展。江戸の暮らしを彩った更紗の歴史と、現代へ受け継がれる染めの美をご紹介いたします。
更紗作家 渡辺智子さんの九寸帯作品のご紹介です。
渡辺智子さんは、岐阜県可児市生まれ。1996年、旅先のインドネシアでバティック(ジャワ更紗)と出会い、大学在学中に日本でその基礎を学び、2000年、大学卒業と同時にインドネシア国立ガジャマダ大学へ留学し、現地のバティック職人に教えを請われました。
その後もインドネシアを中心にアジア各国のテキスタイルを訪ねる旅を重ね、2012年からはバティック教室やワークショップを開始。
2025年、20年間勤めた会社を退職し、現在は制作活動に専念されています。
渡辺智子さんは、日本に工房を構え、図案から蝋置き、染めまでのすべての工程をご自身でされています。モチーフのインスピレーションは身近な植物から。植物園にも出かけられることが多いそうです。
作風で特徴的なのは、明るく朗らかな彩り。
現地のジャワ更紗の力強い彩りを、着物の帯として現代の街並みに似合うセンスに。
日本で暮らす自身のやわらかな感性を重ねた穏やかな色合いと、余白を大切にした構成に心癒されます。チャンティンというジャワ更紗の伝統的な道具を用いて一本一本描かれる線には、手仕事ならではのゆらぎが宿ります。
【作家コメント】
「ペーズリー文様」
ペーズリーとザクロの模様です。どちらも子孫繁栄を意味し世界の様々な装飾に用いられる模様です。もともと木版画用に考案した模様ですが、とても気に入っており帯の模様として再構成しました。茎や葉を 1 本の線で表現し、のびのびとしたロウ描きのラインが映えるように、色を抑えた配色にしました。
色:薄青ねず、青、青緑、薄青
素材:さらりとした紬
季節:単衣から袷
ご自身もお着物をお召しになられる渡辺智子さんに、どんなイメージで帯を楽しんでいただきたいか伺いましたら、「落款の「智」の文字が、人がルンルンと歩いているようなイメージで。そんな気分でお出掛けしてもらえたら、、」と仰ってしました。
単衣から袷の、小紋や紬、綿着物に合わせて、
心弾む帯とのお出掛けをぜひお楽しみください。
【作家産地】「渡辺智子」記事/作品一覧
【商品一覧】「更紗」
【知るを楽しむ】「お洒落通のステイタス。江戸の趣味人が恋焦がれた更紗とは」