友禅作家 五代 田畑喜八さんの訪問着作品です。
田畑家ならではの美しい藍濃淡で表現された古典柄は、独特の構成力と凛とした風格があり、上質な大人の粋を楽しめます。
生地は絹本来の輝きが美しい、肌触りがしっとりととても滑らかな絹布を使用しています。
絵羽全体を大きなキャンパスとして、構成美豊かなデザインがほどこされた重厚感のある逸品。竹の直線と、梅の匂い立つふくよかな愛らしさ、斜めに重なり合うシャープな構図は松皮菱取り、絶妙なバランスが見事です。纏うと、計算された抜け感もあり、豪華な意匠でありながらも仰々しくなりすぎず、古典柄でありながらもどこか洗練された現代性を感じさせます。
色数を抑えた華やぎは、洋装と集うパーティーシーンにも現代的な気品を演出。
松竹梅の縁起柄で、特別なお祝いの日にも最適。
お正月などの特別な観劇や会食、お集りへ。
五代 田畑喜八さんについて
着る人が「華主」。お召しになる女性が「華の主」として一番美しく輝いて見えるように最大限の力を尽くしてものを作る。それが自分の仕事と言い切る五代 田畑喜八さん。 京友禅を手掛ける染屋として、田畑家では「藍の濃淡・摺疋田・縫い箔」を得意としてものづくりをされ、中でもライフワークとして手がける“茶屋辻染め”は独特の藍彩の美しさが際立ち、伝統的な古典文様を個性的に演出した品格のある粋を感じさせる出色の作品です。藍の濃淡を基調とした気品あふれる、格調高い、優雅でありながら芯に力強さのある着物を作り上げます。
【作家産地】「五代 田畑喜八」
【和織物語】「着る人と完成させる模様染め - 五代 田畑喜八の世界」
2023年、NHK WORLDにて五代 田畑喜八さんが特集されました(店主 泉二啓太も出演しております)
>>《動画公開中》NHK WORLD「FRONTRUNNERS」
(全編英語動画ですが、日本語訳をこちらのページの下部でご紹介)