【1月催事】「江戸小紋展 ―武家の裃から発展した男の粋―」《終了しました》
会期:2022年1月28日(金)~30日(日)
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コーディネートについて
御召、紬とは一味違う、きちんと感と洒落感を両立させたスマートカジュアルの装いです。
着物は、純国産の最高品質の絹「プラチナボーイ」の変わり一越ちりめんに、加賀前田家の「定め小紋」でもある「菊菱」を常盤色で染めた江戸小紋。
羽織には千歳緑色の無地御召、角帯は爪掻き本綴、そこへアクセントになる無双の羽織紐を合わせました。
品格をまとう控えめさの中にも趣味を演出したいシーンへ。
ご自身の個展や発表の場で御礼のご挨拶をする装いとしてもおすすめです。
プラチナボーイについて
【プラチナボーイ】は37年かけて日本の研究者が開発した、世界で初めてオスだけの繭から作られた特別な絹。銀座もとじが繭からプロデュースし、すべての商品に作り手たちの詳細を記し、履歴のわかる“純国産”のものづくりを進めています。2015年には『農林水産大臣賞』を受賞。その開発から、養蚕、製糸、染織、着物につくられるまでを追ったドキュメントは一冊の本『天の虫 天の糸』に綴られています。
【銀座もとじの挑戦】プラチナボーイ
【和織物語】プラチナボーイ物語「天からの贈りもの」
江戸小紋について
江戸小紋は江戸時代に武士の礼装である裃(かみしも)から発達したものです。参勤交代で江戸に集まる各藩の武士たちが自分たちの藩を象徴するため特定の柄を定めて各藩の「定め柄」としました。
江戸幕府が細かい柄の小紋を武士の公服としたこと、また華美な着物を禁止した「奢侈禁止令」が断続的に発令されたこともあり、各藩が競って微細な柄を求めるようになり、伊勢型紙の彫師、染める小紋師ともに、職人たちの手技は限界への挑戦ともいえるほど高度で卓越したものとなりました。微細な小紋柄を他の小紋と区別して、1955年に重要無形文化財保持者として小紋師・小宮康助氏を指定する際に、 他の小紋と区別をするために「江戸小紋」と呼ばれるようになりました。
【作家産地】「江戸小紋」
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