雑誌・メディアにて着用掲載されたため特別価格にてご紹介します。
※表示価格は【お仕立て有り価格】より【15%OFF】となっております。
こちらは雑誌「美しいキモノ 2024年春号」39ページに掲載されたお品です。
誌面では、個展のレセプションへの装いとして、瑞雲唐草文の付下げに合わせてご着用いただきました。現状は未仕立てで、ご着用には通常の本仕立てが必要です。
《39ページ誌面より》
濃い色でまとめた極辛な装いは
白で息を抜き仕上げる
「濃地に金と白で雲を表した個性的で迫力のある付けさげ。古典模様を抑えた色彩で現代的な感覚に仕上げています。同じく濃い地色に金と白糸でレースのように織り出した袋帯を合せたトーンを揃えた着こなし。
」
メディア掲載品は特別価格でご案内しています。ぜひこちらもご覧ください。
>>「メディア掲載品」コーナー
“手機”にこだわる西陣の織元、滋賀喜織物の袋帯です。
まるでレース模様のような繊細で複雑な幾何学文が、フォーマルの帯姿に個性を演出してくれる異国風情が漂う洒落た意匠です。
チョコレート色の落ち着いたトーンの茶系の地は、焼箔糸による陰影が深く美しい奥行を生み、柄行は金銀糸と白ねずの絹糸のみに色数を限ることで柄の構成が際立ち、独特の雰囲気があります。
お洒落上級者の大人の社交着として、いわゆる西陣織の吉祥文の袋帯ではない洒落感のある袋帯をお探しの方にご満足いただける一品と存じます。
色が統一的なので個性がありながらも合わせやすい点も魅力で、重宝します。明るい色地の着物にももちろん合いますが、濃い色地に合わせるとシックなドレス感覚で演出いただけそうです。
ベースは古典柄でありながらも現代的な香りを漂わせるのはまさに滋賀喜織物ならではの感性。古典的な着物にはもちろんのこと、モダンな着こなしに合わせて、洋装と集うコンサート、レセプションパーティーにもおすすめです。
手機にこだわる西陣唯一の機屋、滋賀喜織物の確かな帯。代々受け継ぐ逸品として終生ご愛顧いただきたい逸品です。
「滋賀喜織物」について
滋賀喜織物は“100%手機”のみのものづくりをされている、京都西陣の中でも唯一の機屋です。手機は、1つの帯の中に、いろいろな組織を入れることができるため、機械織の帯とは表現力の幅が全く違います。そしてなにより生地が身体の曲線にフィットする極上の柔軟性を兼ね備えます。
滋賀喜織物の帯は、一般的な箔帯が1寸の幅に緯糸60本を織り込むのに対し、1寸巾に約85~90本の金箔糸が織り込まれています。これは細い糸を織り込んでいることを意味し、そのため細い線による自由な柄表現が可能となり、さらに生地にしなやかな風合いが生まれます。
箔糸は、四国のみつまたを原料とした和紙を、柿渋で染めて、漆を塗り、金箔をかけて、専門の箔切り屋で裁断した箔を使用しています。
織りながら、箔糸を一越ごと(緯糸の一段ごと)竹のヘラで引いて入れ、織り込んでいきます。その仕事はまさに職人技。寸分のずれもゆるされない神業と呼べる日本の手仕事があってはじめてお届けできる、引き箔ならではのなめらかな艶めきをぜひ隅々までご覧くださいませ。