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銀座もとじ
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商品詳細

概要

保昌山胴掛復元の手技を現代の美意識で表現
京繍ならではの、祈りにも似た静謐な美

【作家コメント】
刺繍 袋帯「折線文ビロード繍 濃鼠錦地」
この生地にはビロードぬいが合う。絵も Klee のように軽やかに、そして出来た作品。角度によって色の見え方が変化するビロードぬいと、カットしないままの色糸と、織匠渾身創作の織生地との取り合わせ。
繡技:ビロードぬい、輪奈ビロードぬい
素材:西陣の錦地
色糸:原色6色に加えて、撚り合わせの中間色をいれて13色ほど

ビロード繍について:江戸後期の祇園祭、大津祭りの山車幕にビロード刺繍でなされた大作があり、袱紗にもビロード刺繍されたものがある。現代ではほとんど、見られなくなった技法。和装においても厚手の生地には面白く表現できるので使っています。


樹田紅陽さんについてはぜひこちらもお読みください。
和織物語は切畑健氏(京都国立博物館名誉館員)に著していただきました。
【和織物語】「刺繍美 三世 樹田紅陽の世界」
《2018年個展時制作》樹田紅陽さんについての紹介


樹田紅陽さんについて
1948年京都市生まれ。京繍の初世・紅陽(樹田国太郎氏)の孫として生まれ、京都市立芸術大学西洋画科在学中に父である二世・紅陽が病に倒れた後、刺繍家の美村元一氏、さらに間所素基氏への師事を経て、39歳の時に三世・樹田紅陽を襲名。1990年より祇園会保昌山の胴掛類の刺繍の復元を手がけ、以降現在まで保昌山胴掛や船鉾の水引の復元・修理、函谷鉾天井幕の新調に携わられています。250年の時を遡り素材・意匠・技法の伝統を忠実に再現しながらも、完成した刺繍に漂う現代的な美意識。きものや帯などに刺繍だけで文様を施す「素繍い」による作品は、時にモダンアートのような革新性ある造形の中に伝統の繍技が競い合い、巧みな撚糸づかいによる陰影や奥行きが豊かな表情をもたらしています。

《略歴》
1948年 京都に生まれる。祖父は初代樹田紅陽(国太郎) 1971年 京都市立芸術大学美術学部西洋画科卒業。父、国蔵に師事
1973年 美村元一先生に師事
1975年 間所素基先生に師事
1980年 東大寺昭和大納経櫃覆刺繍制作
1990年 祇園祭保昌山胴掛類復原刺繍制作
以降現在まで保昌山胴掛や船鉾の水引の復元・修理、函谷鉾天井幕の新調に携わる
2001年 伝統文化賞(財団法人 民族衣装文化普及協会)
2005年 国立京都迎賓館 大晩餐室几帳野筋刺繍制作
2018年 奈良国立博物館「糸のみほとけ展」に技法解説資料展示等に協力
京都府匠会会員/京都祇園祭山鉾連合会・調査員/(社)文化財保存修復学会会員
2018年 銀座もとじ和染 初個展開催
2020年 銀座もとじ40周年記念展出品

【作家産地】「樹田紅陽」

素材
濃鼠
仕立て
性別
女性
柄付
太鼓
納期
寸法確定後約20日

提供

商品番号: 1310106572
刺繍 袋帯「折線文ビロード繍 濃鼠錦地」
樹田紅陽
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