世界最高峰の毛織物と呼ばれるパシュミナショール。
「パシュミナ100%」素材に、「糸づくり・織り・染め・刺繍」のすべてが「手仕事」で制作された、高品質かつ上質なお洒落が堪能できる、最高級パシュミナショールのご紹介です。
「パシュミナ」とは、インド北部・カシミール地方、標高4000m超のヒマラヤ高地に自生するカシミヤ山羊の産毛(内毛)や、その極細い繊維を紡いだ毛織物のこと。世界のカシミア毛の0.1%にも満たない希少な素材です。一般的なカシミヤ毛は機械織も可能ですが、繊細なパシュミナは手織りでしか布に織り上げることができません。
500年以上前からの歴史があるとされている伝統の高級織物で、肌触りがよく、光沢があり、軽くて非常に暖かいと、世界中の人々から愛されています。
何世紀にもわたり、カシミールのパシュミナショールはヨーロッパで地位の象徴であり、家々で受け継がれる宝物としても認められてきました。ナポレオンの最初の妻であるジョゼフィーヌ皇后はパシュミナをこよなく愛し収集したことで知られ、ヨーロッパ上流社会にその流行を広める一助となりました。ヨーロッパ各地の王侯貴族の女性を描いた肖像画や、多くの時代映画にもパシュミナショールを見ることができます。流行は200年以上続き、特に1800年頃から1830年頃にかけて最高潮に達しました。この時期、女性のドレスは白一色の柱状で簡素だったため、精緻に作られたショールが装いの主役となったのです。
こちらのショールを制作した「Pashmkaar/パシュムカール」は、カシミールの伝統的な織りと刺繍の技を次世代へつなぐことに専心する家族経営の工房です。14世紀にペルシアの神秘家から学んだ織りの系譜を受け継ぎ、“家宝の技”を一枚一枚に宿しています。
工程はもちろんすべて「手仕事」。
原料毛は、バリカン等で刈るのではなく、丁寧に時間をかけて「櫛で梳いて集めた毛」を使用する為、一頭から採れる量は極わずか。かなりの労力と時間がかかります。
その毛から「手で紡いだ糸」で、「手で織り上げた」布は、非常にやわらかく、一般的な「刈毛ウール」に比べてチクチクせず、ふわりと滑らかな肌触りは上質で他製品と一線を画します。
刺繍は究めて繊細な刺繍で、表裏どちらから見ても大変美しい仕上りです。
いつもの装いに羽織るだけで、大変優雅な気持ちに。
たっぷりと大判で、着姿をエレガントに引き立てる、高品質なパシュミナショール。
シワが戻りやすいのも特長で、大判ながら薄手でとてもコンパクトに畳めるのも魅力です。
収納用にメッシュの袋が付属していますので、お出かけ先で仕舞う時にも安心です。
着物、洋服、どちらもお楽しみいただけます。
上質な着物姿には、上質な小物を。
装いの主役級にもなれる極上のショールのお洒落をいかがでしょうか。