落ち着いた爪掻き本綴れの夏もの、絽綴れ角帯のご紹介です。
“爪掻き”とは、綴れ織を制作する際に、その織り目の糸を、ギザギザに削った爪でたぐりよせるようにして、ひと目ひと目、整えていく伝統技法です。職人は毎朝、中指と薬指など2本の指の爪を糸の細さに合うように削って、織りをはじめます。綴れ織はたて糸をよこ糸で包んで、階段状に織り上げていく技法の為、その爪の力加減ひとつで美しさが決まるといいます。
根気と長年の勘からくる力加減が、出来栄えの差となる、熟達した職人技が必要となる織物です。
また、綴れ織は表裏で同じ模様ですので、長年使われて汚れてしまったときなどは、裏返してお仕立て替えすれば、一生ものとしてお楽しみいただけます。
こちらはさりげなく捩り織の段をアクセントにあしらったデザイン。
お色目は、赤と黒を織り込むことで、雰囲気のあるニュアンスカラーに仕上がっています。
色柄の使い勝手は抜群で、かつ、爪掻き本綴れならではの締め心地の良さも大きな魅力です。
カジュアルにもフォーマルにも幅広く楽しる夏の上質な一本をお探しの方へ、流行りすたりなく、ご年代問わず、長くお持ちいただける逸品です。
※仕立てで半分に折ります