沖縄の伝統織物、南風原(はいばる)花織の、単衣から盛夏に楽しめる夏九寸帯のご紹介です。
かつて王族や貴族のみが着用を許されていたという、首里や与那国の花織のきもの。 各産地は独自の花織、浮織の技法を確立しました。 身に纏うことで経糸、緯糸の重なり合う美しさに立体感が生まれ、花織ならではの愛らしさと華やぎが楽しめます。
南風原花織の帯は、伝統的な織物でありながら、色数を限ってすっきりと仕上げることで都会的な雰囲気に。さらにこちらは花織に絣柄も加えた贅沢な仕上りです。
こちらは、極淡い白ねず地に、片側の地に藤/黄/緑/ねずの縞を織り出し、花織は焦茶/藤/白茶の配色です。馴染みの良い色使いで、差し色も強くなりすぎず、シンプルで使い勝手のよさそうなお色目です。
生地感は、さらりとした風合いで、帯芯が入れば透け感はありませんので、単衣から盛夏まで長く楽しんでいただけます。
紬や綿、小紋に合わせて。
伝統の織柄を、色数を限って洗練させた、すっきりと楽しんでいただだける花織帯です。
南風原花織について
南風原(はえばる)花織は、沖縄本島南部・南風原町で織られる伝統織物で、2017年に経済産業大臣指定の伝統的工芸品に認定されました。琉球藍や福木、車輪梅(テカチ)などの植物染料に加え、用途に応じて化学染料も用いられ、鮮やかで多彩な色彩が特徴です。 花織とは、地の組織に浮糸を織り込んで立体的な文様を表した技法の総称で、南風原花織には「ヤシラミ花織」「クヮンクヮン織」「タッチリー」など、この地独自の呼び名を持つ織り技法が数多く伝わります。名称の由来には、獅子舞の毛や糸のほぐれなど、沖縄の自然や文化が色濃く反映されています。 明治期から母から娘へ受け継がれてきた花織は、沖縄戦で一度は途絶えかけましたが、戦後に復興を遂げ、現在も織り続けられています。立体感のある華やかな柄は、帯や着物地として装いに個性と彩りを添え、日常のおしゃれから観劇やパーティーまで幅広い場面で楽しむことができます。
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