爪掻き本綴れの角帯のご紹介です。
“爪掻き”とは、綴れ織を制作する際に、その織り目の糸を、ギザギザに削った爪でたぐりよせるようにして、ひと目ひと目、整えていく技法のことです。職人は毎朝、中指と薬指など2本の指の爪を糸の細さに合うように削って、織りをはじめるのだそう。ひとつひとつを丁寧に、ミリ単位の仕事を進めていく。綴れ織はたて糸をよこ糸で包んで、階段状に織り上げていく技法なので、その爪の力加減ひとつで美しさが決まるといいます。
根気と長年の勘からくる力加減。本物の綴れ織は想像すると気が遠くなるような、高い技術の職人技が必要なのです。
また、綴れ織は表裏で同じ模様ですので、長年使われて汚れてしまったときなどは、裏返してお仕立て替えすれば、一生ものとしてお楽しみいただけるのも大きな魅力です。
こちらは、淡い薄緑に、カーキに、ねず、そして金糸、銀糸が含まれていますので、日常のきれい目なスマートカジュアルから、フォーマルやセミフォーマルのシーンにも相応しい表情です。
さらりと品の良い綴れ織ならではの端正な美しさは、装いに高級感のある佇まいを演出いただけます。
観劇や会食、お集りへ。
お召、小紋、江戸小紋、紬に幅広く。