浅野裕樹さんがアイルランドの旅から着想して創作した西陣織九寸帯のご紹介です。
【作品へのメッセージ】
九寸名古屋帯「アルスター」
北アイルランド・ベルファストのアルスター国立博物館に所蔵される、15世紀頃の銀製の透かし彫り装飾に着想を得た名古屋帯です。
金属板を切り抜くことで生まれる強いエッジ感を、光沢の違う金銀糸を高密度に組み合わせることで表現しています。
今回の制作のきっかけについてはぜひこちらもお読みください。
浅野裕樹氏とともに5名で訪れたアイルランド旅行記です。
※アイルランド出身の銀座もとじスタッフ、マクノルティ・マークによる記事です
(冒頭引用)
数ヶ月前、京都・西陣織「織楽浅野」の浅野裕樹さんが銀座へお越しくださり、銀座もとじ店主・泉二啓太、そしてアイルランド出身の私と三人でお話する機会がありました。
浅野さんは近年、男性用の角帯のモチーフとしてケルト文様を研究しており、その複雑に絡み合ったモチーフが、細く連続した角帯の形状にとても合うのではないかと感じていました。
この会話をきっかけに、「いつか本場の地で文様の源流に触れ、アイルランドの芸術や工芸を自分たちの目で見てみたい」という、より大きな構想が生まれました。
この計画を結城紬の老舗問屋「奥順」の奥澤順之さんに伝えると、スタッフの安藤さんとともに「ぜひ参加したい」と即座に賛同。こうして私たち5人がダブリンに集い、アイルランドへの旅が始まりました。
>>海を越える織り手たち―アイルランドへの旅
>>英語ページはこちらから