雑誌・メディアにて着用掲載されたため特別価格にてご紹介します。
※表示価格は【お仕立て有り価格】より【20%OFF】となっております。
こちらは2025年秋号の雑誌掲載予定のお品です。
画像は未仕立てですが、すでに開き仕立てにて仕上がっております。
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草木染作家 山崎広樹さんの型絵染の九寸帯作品のご紹介です。
1930年、山崎斌(あきら)さんが、化学染料に対して、天然染料による染色を「草木染」と命名したことから「草木染」という言葉が生まれました。
山崎広樹さんは、山崎家の4代目。
染色家、草木染作家として、着物や造形作品の制作に加え、草木染の研究、個展開催、大学での非常勤講師など、草木染による活動を広く取り組まれていらっしゃいます。
【山崎広樹さんよりコメントを頂きました】
この作品は、「日本茜」と「沈殿藍」を用いて制作した帯です。日本茜を煮出した染料液に明礬液と消石灰水を加えて顔料を作ることで、貴重な日本茜を無駄なく活用しました。自家製の藍の葉から抽出した沈殿藍は色をなるべくクリアにする工夫をしています。顔料を三角形の型紙で摺り込み、その上から糊伏せして防染し日本茜の染料液を引染しました。自ら栽培するか生産者とつながりがなければ手に入りにくい日本茜と、自家製の沈殿藍は、畑や山の自然の力を近くに感じられる染料でもあります。育つプロセスも含めての草木染の魅力が伝わると嬉しいと思っています。今後も草木染の可能性を畑や森林と共に考えていきたいと思います。
こちらは山崎広樹さんの世界観が存分にご堪能いただける作品です。
三角形の型紙を駆使して染められた幾何学模様は、まるで現代アートのようで、大人の遊び心を楽しめるデザインです。手仕事の息使いが感じられるような躍動感ある染味や彩りの濃淡が、立体的な表情を演出し、思わずじっと見つめたくなるおもしろさがあります。彩りは「日本茜」と「沈殿藍」の草木染料による表現であることも、大変魅力的です。落ち着いたピンクに藍ねず、生成りの甘やかな彩りの組み合わせは一目で心が弾みます。お出掛け先を考えるのが楽しくなるような、締めた着姿を想像するだけでわくわくするような、楽しみが詰まった一品です。
素材は、さっぱり、さらりとした紬地ですので、「袷」「単衣」どちらにもお締めいただけます。
紬地の帯ですので、紬や綿など織着物に合わせてお楽しみください。
ご友人とのランチや美術館巡り、誕生日会、ちょっとしたパーティー、冬ならクリスマスシーズンなど、洋装も集う楽しいお席にもぴったりの一品です。
山崎広樹 Hiroki Yamazaki
染色家/草木染作家
1988年神奈川県川崎市生まれ。2011年東京農業大学国際バイオビジネス学科卒業。2013年父・和樹主宰の草木工房で草木染の研究を始める。2015年「第18回岡本太郎現代芸術賞」に入選し、川崎市岡本太郎美術館で展示を行う。2016年松原染織工房で松原與七氏より型染を学ぶ。2018年「銀座もとじ 男のきもの シーズナルコレクション2018秋冬」に参加し、型染の帯を出品。銀座もとじ店舗内で糊置の実演パフォーマンスを行う(2019春夏、2019秋冬、2020春夏、2021秋冬、2022春夏も参加)。2019年「中国杭州天然染色会議」に参加、父と共にワークショップを行う。岡谷市蚕糸博物館の展示会に型染帯を出品する。2020年高崎市染料植物園の展示会に型染帯を出品。銀座もとじ「草木染の継承展 山崎青樹・和樹・広樹」で型染帯を出品。2022年より東北芸術工科大学非常勤講師。2022年銀座もとじと大蔵山スタジオの共催による作品展「FUYU」に出品。2023年7月NHK「趣味どきっ!」出演。2024年より女子美術大学非常勤講師。2024年ギャラリー檜にて個展開催。2025年NHK WORLD JAPAN出演。。