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銀座もとじ
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商品詳細

概要

野趣の中にきらめく糸の輝き
古の貴人に愛された、自然と共生する古代布

■「極上の上布と自然布」
着物好きの方なら一生に一度は袖を通したいと思う上布の逸品や自然布。
銀座もとじでは「見て触れて纏うことのできる美術館」のように、大変豊富にご紹介しています。
今、日本の上布を、日本で一番ご覧いただける店だと自負しています。
お好みのデザインを複数の中から「選べる」というのは、上布においては実は大変貴重です。
ぜひ最上級の夏の装いをご堪能ください。
>>「上布と自然布」一覧はこちら
>>「葛布」一覧はこちら


こちらは、江戸時代の葛布による二藍色の直垂を復元した、大変特別な作品でございます。
経糸に国産の手紡和綿、緯糸に葛布糸を用いて織り上げられています。
染めは、藍に紅花を重ねて染められる伝統の色「二藍(ふたあい)」と呼ばれる紫色。こちらは中間明度の明るい青紫色で、奥に、藍と紅、どちらのお色味も感じるような複雑でなんともいえない美しい色彩を放つ、ほれぼれする良いお色目です。
正真正銘、至極の逸品と呼べる希少な作品となります。この風合い、このお色目、ぜひ店頭で実際にお手に触れてご覧いただきたいと願う作品です。


葛布について
葛布(くずふ、かっぷ)は蔦性のマメ科の植物「葛」から作られる自然布の一つで、その歴史の古さから、芭蕉布、科布(しなふ)と共に日本三大原始布とも呼ばれています。
葛は、葛餅や葛根湯など食用の用途として知られていますが、繁殖力が強く繊維も強靭であることから、麻や綿が大陸から入ってくる以前の日本では、身近な植物である葛から布が作られていたと考えられています。やがて、葛の繊維特有の美しい光沢感を活かし、貴族の装束や武士の裃として身分の高い人々の装いに用いられるようになりました。
静岡県を南北に流れる大井川沿いは鎌倉時代から続く葛布の名産地で、「千年の歴史を途絶えさせない」という思いで、新たな葛布の魅力を世界へ向けて発信しています。
伐採した蔓を茹でた後、室で発酵させ固い外皮を溶かして繊維を採る等、その独特の製法も興味深く、自然の力を生かし自然と共生する布づくりの在り方に、今再び注目が集まっています。

葛布についてはぜひこちらもご覧ください
【動画】葛布の歴史と作り方-大井川葛布(約10分)

【作家産地】「葛布」のご紹介

素材
葛、綿
仕立て
盛夏
性別
男女
生地巾
(外巾)約1尺5分(約39.6cm)
納期
寸法確定後約40日~ ※要相談

提供

商品番号: 1026000188
【上布と自然布】
(夏もの)葛布 着尺「二藍」(広巾) 江戸時代葛布二藍直垂復元
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