明治時代より四代に渡り100年以上、江戸小紋の技術を受け継ぐ染工房が制作した、職人の手仕事による本格的な「型染」の浴衣です。
染め技法は江戸小紋と同様に、一反ずつ、長板に生地を張り、柿渋で染めた型紙で繰り返し糊置きをして染め上げるという伝統の技法です。染めの輪郭のきりっとした美しさが素晴らしく、粋な色柄選びも秀逸です。
こちらは、躍動感ある流水文様。菱取りに流水をあしらい、境目には細やかな青海波をほどこした、細部まで凝った遊び心ある柄行です。お色目は黒。白地とのコントラストがとても美しく、遠目でも柄行がくっきりと際立ち、大変存在感のある着姿が楽しめます。
生地選びも凝っていて、風合いが豊かで高級感があります。
やや太い糸をすっすっと、やぶれ格子のように織り込むことで、生地に立体的な表情が出て、柄行と重なり奥行きのある表情が感じられます。
こちらは「綿100%」の素材です。
職人の息遣いが聴こえてくるかのような、本格的な型染の浴衣。
小紋柄ですので、浴衣としてだけでなく、長襦袢を着て足袋に草履を履いて、夏小紋としても楽しんでいただけます。
夏に幅広く活躍する、ワンランクアップの上質な浴衣をお探しの方に大変おすすめの一品です。
※女性の場合:定価に含まれる基本仕立ては「バチ衿半ミシン仕立て(直線部分はミシン)」となりますが「手縫い」や「広衿」も承ります。各価格は仕立て選択のプルダウンをご覧ください。
※「広衿」の場合の「裏衿素材」は「綿」が含まれています。「麻」「絹」をご希望の場合は別途差額をご案内しますので備考欄へ記載ください。