「おぼろ型染 篠原優子展」
会期:2026年4月3日(金)~5日(日)
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若き日に、人間国宝鎌倉芳太郎先生に師事していた姑・篠原晃代の美しい紅型染めの布に出会い、幾年月を経てから染修行を開始出来ました。
自然を写しデザイン構成から渋紙に型彫りを経て型紙が完成して、染作業に入ります。二枚の型紙を用いてのおぼろ型染の作業工程の複雑さが面白く難しく、惹き込まれていくうちに二十数年が経ちました。
春の佳き日に、皆様のお越しを心よりお待ち致しております。
篠原優子
こちらは【第66回日本伝統工芸展(令和元年度) 入選作品】です。
工芸展出品作品は、作家の思い入れが別格です。篠原優子さん入魂の逸品、独特の世界観を存分にご堪能いただける作品です。
>>日本工芸会ホームページでも入選作品として掲載されています(外部リンク)
【篠原優子】おぼろ型染 絵羽着物「花野白雨(はなのはくう)」
《作品コメント》
「秋の景色を朧の手法で幻想的に表したいと白朧の手法で創りました。」
おぼろ型染とは
おぼろ型は、二枚以上の型紙を使って地色の中に文様をあらわす技法です。文様が強く主張するのではなく、地に溶け込むようにやわらかく現れることで、静かな奥行きと趣を生み出します。
篠原優子さんについて
神奈川県を拠点に、沖縄に伝わる紅型染の系譜に連なる「おぼろ型染・型絵染」の技法を用い、着物や帯を制作されています。人間国宝・故鎌倉芳太郎氏に師事した篠原晃代氏より、その幻の技法ともいわれるおぼろ型染を受け継ぎ、現在は神奈川県横浜市にて「染工房 由布」を構えられています。二枚、三枚の型紙を重ね、幾度も染めを施すことで生まれる文様は、重層的でありながら柔らかく、涼やかな趣を湛えています。四季の風景や草花、空の移ろいに心を寄せ、静かな色彩の中に奥行きを宿す作風は、現代の装いにも自然に溶け込みます。日本工芸会正会員として、伝統を未来へと繋ぐ作家の一人です。
略歴
1950年 東京都港区生まれ
1973年 慶應義塾大学文学部史学科卒業
人間国宝故鎌倉芳太郎氏弟子の篠原晃代氏に紅型染、朧型染を学ぶ
古琉球紅型、インドネシアバティックの研究を通じておぼろ型染め、型絵染めに取組み現在に至
2008年 第48回東日本伝統工芸展初入選
2009年 第56回日本伝統工芸展初入選
第43回日本伝統工芸染織展初入選
2015年 第23回日本伝統工芸会神奈川展奨励賞受賞
2018年 第26回日本伝統工芸会神奈川展会長賞受賞
2023年 第63回東日本伝統工芸展奨励賞受賞
2009年 東日本伝統工芸展に初入選
日本伝統工芸染織展に初入選
2010年 日本伝統工芸展に初入選
2019年 日本伝統工芸会正会員に認定
2023年 第63回東日本伝統工芸展「奨励賞」受賞 おぼろ型染着物「夕映の空」
2024年 シルク博物館 「型絵染8人展」
【作家産地】「篠原優子」記事/作品一覧