こちらは水橋さおりさんに、「プラチナボーイ」に染め上げていただいた大変特別な作品です。
純国産絹糸「プラチナボーイ」とは
プラチナボーイは、2007年、37年にわたる研究の末に世界で初めて誕生した、蚕種から養蚕、製糸に至るまで全工程を日本国内で行う、純国産の雄蚕のみの蚕品種です。白く輝く糸を吐くことから「プラチナ」、雄のみが糸を作ることから「ボーイ」と名付けられました。 2015年5月には「農林水産大臣賞」、同年11月には第54回農林水産祭において「日本農林漁業振興会会長賞」を受賞。提携グループ「“絹を未来に”プラチナボーイ研究会」として歩んできた道程は、日本の絹産業とものづくりの未来を見据えた取り組みとして高く評価いただき、現在では「プラチナボーイ」は銀座もとじのものづくりを象徴する、欠かすことのできない存在となっています。
【銀座もとじの挑戦】プラチナボーイ
【和織物語】プラチナボーイ物語「天からの贈りもの」
【水橋さおり】友禅 九寸名古屋帯
《作品コメント》
「源」と言うお題を頂き、何をどう表現しようか悩みに悩んでいる時に、美しい日の出を見ました。
また、通り雨の雲から顔を出した時の太陽の美しい光の矢。生命の源、太陽の光を表現したいと思いました。
キラキラと輝く光を纏っていただけると嬉しいです。
《御祝いメッセージ》
プラチナボーイ20周年、誠におめでとうございます。友禅に携わる者に1番大切と言っても過言ではない白生地。純国産の絹が無くなりそうな現在「お蚕さん」を育てる所から染までのプロジェクトを20年の長きに渡りご尽力されているのは、並大抵の事では無いと思います。
未来に美しい絹の着物や帯の文化を継承して行く為に、感動すると共に一人の制作者としても元気をいただきました。
ますますのご発展をお祈り申し上げます。
水橋さおりさんについて
神奈川県横浜市生まれ。文化女子大学短期大学部、大塚テキスタイルデザイン専門学校で染織を学び、坂井教人氏に10年間師事したのち、2010年に独立。糸目糊を用いた手描友禅を軸に、今の時代に合う軽やかな感覚と、大人の遊び心を感じさせるデザインで人気を集めています。2014年、日本伝統工芸展で奨励賞を受賞した「群」をきっかけに、羊をはじめ動物や鳥、草花をモチーフにした独自の世界観を確立。日常の何気ない風景や季節の気配を着想源に、鮮度ある作品を生み出し続けています。
【作家産地】「水橋さおり」記事/作品一覧