男性用の江戸小紋柄の柄半衿です。
江戸小紋は、武士の裃から発達した微細な型染め模様で、中でも「鮫」「行儀」「角通し」は江戸小紋三役と呼ばれる代表的な文様です。
「角通し(かくどおし)」は「縦にも横にも筋を通す」という意味を持ちます。
渋めの3色で、細やかな柄行ですので、柄半衿でもさりげなくお洒落を楽しめます。
いつもは無地半衿の方が、初めて柄半衿に挑戦される時にもおすすめの雰囲気です。
画像左から
1540107419:深緑
1540107420:ねず
1540107418:黒
※お買い上げの際は「ご希望の色」をご選択の上お手続ください
江戸小紋について
「江戸小紋」は、江戸時代に武士の礼装である裃(かみしも)から発達したものです。参勤交代で江戸に集まる各藩の武士たちが自分たちの藩を象徴するため特定の柄を定めて各藩の「定め柄」としました。
江戸幕府が細かい柄の小紋を武士の公服としたこと、また華美な着物を禁止した「奢侈禁止令」が断続的に発令されたこともあり、各藩が競って微細な柄を求めるようになり、伊勢型紙の彫師、染める小紋師ともに、職人たちの手技は限界への挑戦ともいえるほど高度で卓越したものとなりました。微細な小紋柄を他の小紋と区別して、1955年に重要無形文化財保持者として小紋師・小宮康助氏を指定する際に、他の小紋と区別をするために「江戸小紋」と呼ばれるようになりました。
【作家産地】「江戸小紋」
彫刻技法4種類について
「突彫り/錐彫り/道具彫り/引(縞)彫り」
>>【店主・泉二啓太の産地めぐり】伊勢型紙のふるさと、三重県・白子町へ
江戸時代 各藩ごとの「定め小紋」について
>>【男のきものWEB講座】江戸小紋・武家の裃から発展した技術の粋