国画会会員 山口小枝さんの九寸帯作品のご紹介です。山口小枝さんは、女子美術大学工芸科卒業後、3年間、柳悦孝氏の工房で助手を務められました。1985年国展新人賞を受賞、2007年国画会会員となられています。こちらは「森で秋を見つけた」と題された作品。落ち着いたトーンの緑と茶の濃淡はまさに秋の森を想像させる配色。ギザギザとした織表情も、森の樹木を感じさせます。秋のお洒落にはもちろんぴったりですが、抽象的な表現ですので、秋冬春に季節問わず楽しんでいただけます。紬や綿、小紋に合わせて。