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銀座もとじ
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商品詳細

概要

最上級のフォーマルを纏う喜び
喜重氏から受け継ぐ審美眼と至高の繍技による
現代の着物シーンに映える夏の逸品

「刺繍」の分野で初めて重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定され、作家活動とともに後継者育成にも力を注がれてこられた福田喜重氏。令和4年に喜重氏はご逝去されましたが、今もなおその伝統や技術、想いは工房に引き継がれています。
工房は喜重氏の父である、福田喜三郎氏が昭和2年創業、「福田工芸染繍研究所」として昭和46年より刺繍と染め、箔加工を用いて工芸美術きものと染織工芸品を創作、作製を続けられています。
こちらは喜重氏のご逝去後の工房制作の作品となります。

喜重氏がよく仰っていた言葉「日本は水蒸気文化の国」。
湿気があるからこそ霞や靄で情景がはんなりし、朝焼けや夕焼けが楽しめる日本。その気候を活用し、絶妙な温度で(季節によっては熱を加えて)ゆっくりと暈かしを作り上げる。喜重氏独特の「染足の長い暈し」は唯一無二の美しさを誇り、その感性と技術が、こちらの作品にも存分に表現されています。
古典の風格をしっかりと踏まえながらも、色選びや柄の空間構成に洗練が感じられ、洋装も集う着物シーンにすっきりと映える現代的な感性も大きな魅力です。

(夏もの)訪問着 手刺繍 摺り箔 絽「合歓(ネム)」
しっとりと滑らかな絽目を、爽やかなグリーン濃淡で染め上げた、透明感あふれる暈しに心奪われる作品です。金銀の摺り箔に、合歓の花を刺繍と染め表現でほどこされた唯一無二の美しさにため息がこぼれずにはいられません。最高の夏のフォーマルを纏っていただける逸品です。
ネムノキは、夜になると葉が閉じて眠っているように見えることから名づけけられた落葉高木。漢字の「合歓」は、葉が合うことが由来で、中国では夫婦円満の象徴とされています。花期は夏6-7月頃。グリーン地に、薄紅色の花が大変華やかに冴えています。

最上級のフォーマル。一枚の布に宿された、自然の移りゆく森羅万象と日本人の美意識。喜重氏から受け継ぐ審美眼と至高の繍技による、どこから眺めても美しい、現代に映えるきものです。崇高の美意識をぜひご堪能ください。


※福田喜重氏につきましてはぜひこちらもご覧ください
【和織物語】刺繍が誘う華やぎの空間 - 人間国宝・福田喜重の世界
【和織物語】福田喜重「時の衣」展~美の神髄を求めて~
【レポート】福田喜重氏をお迎えしてぎゃらりートークを開催しました
【作家産地】「福田喜重」ご紹介

素材
薄緑濃淡、紅、緑、金銀
仕立て
盛夏
性別
女性
生地巾
(外巾)約9寸8分(約37.2cm)
納期
寸法確定後約40日~ ※要相談

提供

商品番号: 1020600335
(夏もの)訪問着 手刺繍 摺り箔 絽「合歓(ネム)」
福田喜
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