「お召」は、先染め、先練りの絹織物。
紬よりも上品な印象で、お食事や観劇などの普段使いから、茶席、ビジネスシーン、レストランウェディング等まで幅広くお召しいただける素材です。
スーツライクの表情で、角帯や羽織のコーディネート次第で、スマートカジュアルにも、セミフォーマルからフォーマルにも楽しめます。
こちらは、紋織によって、ドレープに陰影が浮かぶ、お洒落な抑揚を楽しめるお召素材です。
曲線と直線を複雑に組み合わせた、モダンな幾何学文様。
こちらは墨色をベースに、カーキ系の彩りが浮かぶ配色です。
手をふわりと入れると、絹本来のしなやかな光沢によって、文様がシックな陰影となって姿をあらわす、なんとも美しい佇まいが演出されます。
仕立てて身体にまとえば、全方位で立体性のある奥行豊かな着姿が楽しめます。
生地はさらさらとしていて厚みがありすぎず、単衣、袷の着物、そして羽織、どちらにもおすすめです。暑さの端境期や、暑がりの方にも、快適にお召しいただけそうな風合いです。
着物にすると、無地や縞が多い男性のワードローブに、一匙の遊び心のある一枚として。
羽織にすれば、お洒落なジャケット感覚で。普段愛用のベーシックな着物に重ねるだけで、いつもと違った気分を楽しめます。
紋お召ならではのシックな陰影を楽しむ一枚。
無地や縞はすでにお持ちで、柄物に挑戦したいけれど、色数の少ないシックなものをとお探しの方にぜひおすすめの一品です。