秋冬着物の定番として人気が高い「無地の結城紬」。
上質な素材感の無地紬は、飽きもきにくく、シーンも幅広く、ご年齢も問わず、時代の流行りすたりなく長く楽しめますので、ぜひ一枚お持ちいただきたい着物です。
こちらは「高機」で織り上げられた結城紬です。
白と黒の糸で平織された無地ですが、糸の太さから生じるゆらぎから、霜降りのような表情を生み出しています。
お色目は、ほんのり紫おびたようなニュアンスのある墨色です。
着るほどになじむ「経年美化」を味わう織物。
人生をともに歩む楽しみのある一枚。
男性、女性どちらにもおすすめの結城紬です。
>>【YouTube】本場結城紬ができるまで(2分半)※音が出ます
>>【魅力と見分け方】本場結城紬とは?地機と高機の違い、結城縮、夏結城とは?
結城紬について
ふっくらとした手触り。体がつつみこまれるような優しいぬくもり。着るほどに肌になじむ結城紬は、昔は、最初は丁稚に着させて、素材がふっくらとしてから店主が着る、という文化もありました。結城紬こそ、早くお気に入りに出会われ、何度もお召しになり、洗い張りをし、長年かけてのその味わいの変化をじっくりとご堪能いただきたい織物です。
【作家産地】「結城紬」のご紹介
【工房レポート】結城紬~重要無形文化財「本場結城紬」工房見学
【和織物語】極みの単衣 本場結城縮
【読み物】文豪は「結城紬」をどう描写したか~小説の中の結城紬~