■「勝山さと子展 初秋への誘い」
会期:2025年8月22日(金) ~24日(日)
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京都西陣・勝山織物の四代目の長女として育ち、 現当主・健史氏を兄に持つ勝山さと子さん。「今様の美」を探り、暮らしの中で着物を心地良く装うことを大切に制作されています。織りの陰影の美しさと風合いを追求したオリジ ナル単衣をはじめ、大人の艶感を纏う初秋の装いをご紹介いたします。
勝山さと子さんの現代の街並みに似合うセンスが魅力的な織着尺のご紹介です。
【勝山さと子さん コメント】
織着尺「縞市松」
単衣の着尺の幅を広げ、縞使いに取り組んだこちらは様々な色を経糸に使い、更に特殊な糸も合わせて経糸にしております。
さらりとして光沢もありながら、縞と地紋で無地っぽいものも、インパクトのある縞も、縞×地紋で西陣ならではの面白い地風になっております。
こちらはおシワも多少出にくいタイプになっております。
こちらは単衣時期専用に制作された、さらりとした風合いが楽しめる着物です。
織表情により絹本来のしなやかな光沢が浮かび、とても高級感があります。
点線の縞模様に、大変細やかな市松が重なり、シンプル好みながら奥行のある着姿を演出いただけます。
こちらは淡い白ねずに黒い点線を織り出したデザインで、男性、女性、ご年代問わずおすすめです。
光沢のあるシンプルな着物は、帯や小物次第で、きれいめカジュアルからよそいきのシーンまで幅広く楽しめるのも大きな魅力です。
単衣時期を楽しまれる時期が長くなってきている今、盛夏から単衣の端境期に、見た目の透け感は抑えつつ着心地は涼やかに楽しめ、かつシンプルで着こなしの汎用性が高く、現代のきものシーンにとても便利に楽しめる一枚です。
勝山さと子さんについて
京都西陣・勝山織物、現四代目となる勝山嘉夫氏の長女として生まれ、五代目となる兄・勝山健史氏の究極のものづくりを傍らで体感しながら審美眼を養ってこられました。
同世代の女性の声に耳を傾け、大人が楽しむきものライフを「上質なきもの」に込めて、 2017年に新たにブランドを立ち上げました。
現代の生活に溶け込む、華やかで存在感のある着物や帯、コート地などを中心にものづくりを展開されています。
【作家産地】「勝山さと子」ご紹介