外舘和子さんからのメッセージ(多摩美術大学教授)

平成25年(2013年)から『和織物語』を書くようになり、それに合わせて展示会でギャラリートークをする機会も増えました。執筆のために作家の方々の仕事場を取材し、作家と語らうことも楽しいのですが、トーク会に来場された方々のお召し物を拝見したり、実際に展示会に並ぶ着物を試着される姿を拝見したりできることも、銀座もとじさんの仕事をする大きな楽しみです。

もとじさんでの発見や驚きは多々あります。
例えば「女性用」と思っていた着物を、男性の方が粋に着こなして来られたりする。
衣桁で見ていた一見派手な意匠の着物が、着る人と帯の組み合わせで格調高く上品なものになる。

誰かが纏うことで、一枚の着物の新たな美しさが誕生する歓びを、これからも多くの方々と分かち合っていきたいと思います。


2019年9月、森口邦彦さんのぎゃらりートークにて
2019年9月、福田喜重さんのぎゃらりートークにて 福田喜重さんのご長男、喜之さんと


これまで届いたメッセージの一覧はこちら


外舘和子さんのご紹介

多摩美術大学教授、工芸評論家、工芸史家
フィールドワークを重視して作り手が意図する心の言葉を紡ぎ出されています。
染織は身に纏える一番贅沢な工芸、和装の新しい視点を分かりやすく解説くださいます。 和織物語ではフィールドワークを重視して、作り手が意図する心の言葉を紡ぎ出されています。

外舘さんに執筆いただいた和織物語はこちら

視覚の冒険―森口邦彦の錯視的抽象の友禅
刺繍が誘う華やぎの空間 – 人間国宝・福田喜重の世界
版のリズムで空間を創造する - 鈴田滋人の木版摺更紗|和織物語
版のリズムで空間を創造する – 鈴田滋人の木版摺更紗
近代建築に映える着物と帯 - 福本潮子の藍染|和織物語
近代建築に映える着物と帯 – 福本潮子の藍染
久留米絣 松枝哲哉・小夜子 - 二人展|和織物語
久留米絣 松枝哲哉・小夜子 – 二人展
糊の点描と線描~高橋寬の友禅の粋~|和織物語
糊の点描と線描~高橋寬の友禅の粋~