■「多芸多才の芸術家・ 片岡鶴太郎氏が手掛ける 唯一無二の額裏展」
会期:9月13日(土)~23日(火祝)
トーク20日(土) 片岡鶴太郎氏×生駒暉夫氏×店主 泉二啓太
>>作品一覧
俳優やエンターテイナーのみならず、画家としても活躍する片岡鶴太郎氏。
2年前の初お披露目でご好評をいただき、待望の2回目開催となりました。
この度は羽織の裏地「額裏」限定6枚を特別展示販売いたします。
《9月20日(土) 一日限りの特別展示》
銀座もとじ和染に特別な空間デザインを施し 全作品を展示いたします
片岡鶴太郎氏 在廊:11時~13時30分
片岡鶴太郎氏の唯一無二の世界観が大人の遊び心を満たす額裏。
羽織の裏地として装うのはもちろんのこと、額に入れて飾るなど、アートコレクションの一つとして生活の中に芸術作品を取り入れて、豊かな人生を楽しみませんか。
【片岡鶴太郎氏の制作時の会話より】
額裏「龍神」
「水を司る神。雨を降らしたり。」
古来、龍神の力を借りた多くの先人が願望を成就させ、成功を手にしました。中国伝来の十二支のなかで、辰だけが龍という架空の存在。龍は中国では幸運を呼ぶ霊獣で、神の使い。古代中国では皇帝の権威のシンボルとして用いられ、日本では万物に魂が宿ると考えるアニミズムと結びついて、雲や波、川や岩など龍の形をした自然物が参拝の対象となりました。恵みの雨をもたらし、“見えない力”で人々の生活に大きく影響を与えたという意味では、どちらの国でも共通しています。
【額裏作品の魅力について】
①片岡鶴太郎氏の唯一無二の世界観
片岡氏は、自然や動物、人物などさまざまなモチーフを墨彩画で、墨のにじみや筆のタッチを駆使し、力強く且つ、繊細に描き出します。また、絵と書の融合によって、作品に物語性や詩的な要素が加わり、 語りかけてくるような躍動感 で 観る者に深い感動を与える独創的な世界観が魅力です。
②男性のダンディズム「裏勝り」
江戸時代、幕府が奢侈(しゃし)禁止令を出したことで、表立っては派手な着物を着ることができなかった町人たちは、見えない額裏(羽織の裏地)に豪華な絵柄を付け、その人ならではの遊び心を表現し、競い合ったと言われています。
見えないところにこそ、密かにこだわりを持つ男の美学。ダンディズムにも通じる美意識を着物の世界では「裏勝り(うらまさり)」と言います。
③纏えるアート作品
美術館に展示されるレベルの作品を纏うことで、作家のメッセージや想いを身近に感じ、作品との深いつながりが生まれる特別な体験を味わうことができます。そして、装いの中にアートを取り入れることで、自身の個性を輝かせ、自己表現の幅が広がります。
片岡鶴太郎さんについて
11954年東京西日暮里生まれ。
1972年片岡鶴八師匠に弟子入り。
3年後、東宝名人会 、浅草演芸場に出演。
その後 、バラエティー番組を足掛かりに広く大衆の人気者となる。
目下は幅広いキャラクターを演じられる役者として、ドラマ、映画、演劇に活躍中で、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞をはじめとし、数多くの賞を受賞。
画家としては、1995年に東京にて初の絵画展「とんぼのように」を開催。
2001年には、初の海外個展をパリにて開催、好評を博す。
2015年、書の芥川賞と言われる「第十回手島右卿賞」を受賞。
2023年、銀座もとじさんとのコラボレーション展覧会『片岡鶴太郎 男の粋を描く』。
初めて手掛けた着物の羽織の裏地「額裏」限定15枚をデザイン、展示。
2025年NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』では、妖怪絵師鳥山石燕(とりやませきえん)役で出演。
2025年7月5日、生き方が輝いている60歳以上の方々に贈られる賞、第11回プラチナエイジスト賞、ファッション部門にて受賞
芸人にとどまらず、俳優、画家、プロボクサー、ヨーギーと多方面で活躍中。