コーディネートについて
【渚絣の角帯】「結城縮」/「綿薩摩」で秋単衣の着回し
大島紬作家 益田勇吉さんの新作、「渚絣の角帯」の着回しコーディネートのご紹介です。
奄美大島の喜界島出身で、現在は鹿児島市内に工房を構える益田勇吉さんは、白泥大島の開発者でもあります。現代の街並みに似合う引き算の美学で、ファッション感度の高い都会的な大島紬を作られています。
こちらは益田勇吉さんが「渚絣(なぎさかすり)」と名付けた角帯作品です。
故郷 喜界島の渚を青濃淡の緯絣で表現した、爽やかで抑揚のあるデザインは、耳を澄ませば波の音が聞こえてくるかのよう。さらりとした風合いで通年お締めいただけるのも魅力です。
①《究極の単衣》「結城縮」で、秋晴れのオープンテラスへ
着ていることを忘れてしまうほど風が心地良い「結城縮」に、爽やかな渚絣の角帯を重ねて。しけ引き染の羽織でさらにリズムを高めました。
白系着物は憧れがありつつ着こなしに不安がある方でも、青系でまとめればベーシックでお召しやすく。
②《綿のダイヤモンド》「綿薩摩」で、読書の秋を満喫
精緻極まりない希少な経緯絣の「綿薩摩」に、渚絣の角帯を重ねて、着流しで軽やかに。
男性のワードローブに多い紺系の着物にもなじみ良く楽しめます。
着流しで帯全体が見えるコーディネートだからこそ映える一本です。
自宅での食事会や、近所のカフェタイムに。
※秋単衣、春単衣、どちらにもおすすめの装いです