コーディネートについて
【大島紬】亀甲絣の白大島に袴を合わせて「書生風」に
スタンドカラーの白いシャツの上に着物と袴を着る、いわゆる「書生風」をイメージした着こなしです。亀甲絣の白大島を白いシャツに見立てて、米沢織のさざ波のような細やかな織表情のあるカジュアルな無地袴を合わせました。気軽に着物を楽しんでいただける装いです。
創業者の泉二弘明も、日常で着物を着るようになった当初は「書生風」の着こなしをしていたそうです。2003年出版された泉二弘明の著書「男の着物人生、始めませんか」(絶版)での文章をホームページ上でご紹介していますのでぜひご覧ください。
【読み物】「男の着物人生、始めませんか」
Vol.11 書生風に着る、龍馬風に着る
私が日常生活でも着物を着るようになったのが8年ほど前からですが、最初の数年間は、スタンドカラーの白いシャツの上に着物を、そして袴を着けていました。いわゆる「書生風」という着方です。 男の着物の場合は、衣紋えもんを抜きませんから、衿が首にぴったりと密着する状態になります。汗や脂で半衿がすぐに汚れてしまうのです。そのため以前は、半衿の付け替えをしなくて済むようにと、長襦袢の代わりに、もっぱらスタンドカラーのシャツを愛用していたというわけです。これなら、脱いだ後は洗濯機に放り込めばいいだけです。 書生風ついでというわけではありませんが、ここに編上げブーツなどを合わせたりもして、お客様からも「こういう着方があるのですね」とよく声をかけられていました。
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