陽山めぐみさんの木綿絣の八寸帯です。
奈良県に工房を構えられる陽山めぐみさん。
島根県安来の出雲織の青戸柚美江氏に師事、23歳から2年住込みで絣を習い、卒業後、兵庫県青垣町の土佐手縞の福永世紀子氏に師事、経緯手紡ぎ糸で織ることを学ばれました。すべて草木染、木綿糸でのものづくりをされ、国展や民藝館展へ出品、受賞を重ねられています。
こちらはラオスの手紡ぎ木綿糸を使用して織り上げられた作品です。四枚綜絖による複雑な入子菱の綾織柄が画面に奥行と上質感を与え、高い織技法による表現であることを一目で伝えます。じっくりと深い濃紺ベースに、緑が爽やかに引きたち、片側にアクセントを添えた構図も大変洒落ていて、前帯はお好みでどちらの柄でも楽しめる魅力があります。
袷はもちろんのこと、単衣にもおすすめです。
<陽山めぐみ 経歴>
1964年 大阪市出身地
1987年 出雲織 青戸柚美江氏師事
1989年 土佐手縞 福永世紀子氏師事
1992年 第66回国画会新人賞(大阪民藝館所蔵)
第17回全日本新人染織展京都市長賞
1994年 日本民藝館展奨励賞(富山民藝館所蔵)
第19回全日本新人染織展大賞
2014年 日本民藝館展奨励賞(豊田市民藝館所蔵)
2018年 第92回国展国画賞 (日本伝承染織振興会所蔵)
2021年 国画会準会員推挙
【お手元確認サービス】ご自宅でご覧になりませんか
陽山めぐみさんならではの手紡ぎによる綿の風合いや、お手持ちの帯や小物との相性など、画面上だけでなく、お手に取って頂けるとご実感頂けると思いますので、「お手元確認サービス」もお気軽にお申しつけください。
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