左右に彩りを織り分けた、お洒落なセンスの郡上紬です。
緑×藍色のどちらも人気の彩りをベースに、赤や水色などの多彩を横段にあしらった、こだわりのセンスを感じさせるデザインです。着姿に存在感があり、個性的な織好きの方にたまらない雰囲気と思います。
緑×藍色で左右に分けられていますので、仕立てると、縦縞に二色が表れる、大変お洒落な着姿に。仕立て方によって、二色が交互になるスタイルにも、背中心から左右対称にするスタイルにもできますので、お好みに合わせて仕立てを決められる点も楽しみがあります。
郡上紬ならではのぬくもり豊かな風合いに心癒されつつ、織通好みのお洒落なセンスが楽しめる一品です。
郡上紬は現在大変数少ない織物ですので、織好きの方のコレクションとしても大変おすすめです。
「郡上紬」について
岐阜県郡上市八幡町で織られる郡上紬。
明治時代に衰退の一途をたどりましたが、それを再興したのが人間国宝であった故・宗廣力三氏で、現在の郡上紬を作りあげました。
正倉院文化に象徴される奈良時代から、都と交流をもち、平家のおちうどが住みついた「郡上の里」には、いまなお、古代の雅風と土臭豊かな素朴さがとけあった独特の文化が生きています。
「郡上織」はそのひとつで、昔おちうどたちが野蚕糸をつむぎ、草根木皮などで染色し手織で端正に織り上げ普段着として着用していました。それから800年。古の人々の心をひきつぎ、草木染め、手紡ぎ、手織りを伝承されています。