「FUYU-HIRAKI project-」《終了しました》
会期:2022年11月17日(木)~20日(日)
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コーディネートについて
【山崎広樹×大蔵山】角帯「雷鳴」
深い色の紬と墨色無地の羽織というシックな組み合わせの中に、「雷鳴」と名付けられた角帯を際立たせ個性的に。遊び心ある装いは夜のお集まりの席でも映えます。
【作家コメント】
山崎広樹 草木染 角帯「雷鳴」
雷に打たれた木には神が宿るという大蔵山スタジオの山田さんのお話を聞いて、大蔵山に、稲妻、落雷、雷鳴、が響きわたってるイメージが浮かんだ。雷鳴は石の中で反響しているんじゃないかなど想像して力強い帯ができないかと考えた。ゴバイシ、コナラの鉄媒染の下には石摺がしてありその石の角がうっすらと見える。雷は畏れられる存在でもあるが、山に響き渡る生命力を象徴し、その力をまとってもらえればいいなと思い制作した。
染料:エンジュ顔料、ゴバイシ、松煙、コナラ
山崎広樹 Hiroki Yamazaki
染色家/草木染作家
1988年神奈川県川崎市生まれ。2011年東京農業大学国際バイオビジネス学科卒業。2013年父・和樹主宰の草木工房で草木染の研究を始める。2015年「第18回岡本太郎現代芸術賞」に入選し、川崎市岡本太郎美術館で展示を行う。2016年松原染織工房で松原與七氏より型染を学ぶ。2018年「銀座もとじ 男のきもの シーズナルコレクション2018秋冬」に参加し、型染の帯を出品。銀座もとじ店舗内で糊置の実演パフォーマンスを行う(2019春夏、2019秋冬、2020春夏、2021秋冬、2022春夏も参加)。2019年「中国杭州天然染色会議」に参加、父と共にワークショップを行う。岡谷市蚕糸博物館の展示会に型染帯を出品する。2020年高崎市染料植物園の展示会に型染帯を出品。銀座もとじ「草木染の継承展 山崎青樹・和樹・広樹」で型染帯を出品。2022年より東北芸術工科大学非常勤講師。