■「極上の上布展 ~上質を極める日本の夏~」
燦燦と陽光を浴びた鮮烈な色彩の上布、白地に絣が冴える上布、深い藍色の清らかな上布、精緻な手技で感性ゆたかに染め織り上げられた作家作品。
北から南まで、日本の風土から生まれた上布の逸品をご紹介します。
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沖縄県石垣島の伝統織物 八重山上布です。
こちらは生成り地に紅露で染めた焦茶の絣によって細やかな柄が織りなされた、伝統柄でありながらすっきりと洗練された雰囲気で着こなせる一品です。さりげない意匠ですので、男性、女性、どちらもおすすめ。また上布として大変希少な【広巾】ですので、裄の長い男性にもお役立ていただきやすい上布です。
八重山上布について
八重山上布は、宮古上布と同じく苧麻糸を素材としていて、宮古上布が紺地絣で表現されることが多いのに対し、八重山上布は白地を基調とすることが多いという特徴があります。島に自生する苧麻を原料とし多種の植物を染料とした草木染めによって織り上げられる麻織物。織りあがった布は、5月頃に天日乾燥して、「海ざらし」という、海水で色止めをすることも特徴です。
【特別対談】八重山上布の魅力 泉二が選ぶ必見の一反