遠藤あけみ 型絵染
プラチナボーイ
九寸名古屋帯「心の花束」

作品コメント
自分が女性として思うことは、いつも心のなかに花束を抱えて歩きたいということ。できれば素敵なリボンも結んである。外からは見えなくても、素敵な心の花束が元気の源になってくれるような気がする。
遠藤あけみさんからの御祝いメッセージ
この度はプラチナボーイ20周年おめでとうございます。ひとくちに20年と言っても生き物が相手の絹を作る仕事はずっと命を繋いでゆくということ。並大抵のご苦労ではなかったと想像します。
私は今回初めてプラチナボーイの生地を扱わせていただきましたが、直に見て触った時に美しい光沢と共に大変な力強さを感じました。私たち作家は常に布を探していて、布との出会いが作品作りの第一歩となり、布からイメージが膨らんでいくこともあります。国産の絹を100パーセント使った布にはなかなか出会うことすらできないこのごろ、プラチナボーイのような生地を染められることは作り手の喜びでもあります。記念展に参加させていただき本当に有難うございました。
「着る」とは外界から身体を守ってもらうことでもありますので、健やかな布を纏うことはとても大切なことだと感じます。プラチナボーイがこれから先も新たな道を進み、力強く健やかで美しい布を私たちに届けてくださることを切に願っております。
遠藤あけみさんのご紹介
動植物のかたちを線で捉え
抑制の効いた色使いで型絵染に昇華
神奈川県川崎市生まれ。多摩美術大学絵画科日本画専攻を卒業後、染色家・岩井香楠子氏に師事し、型紙による防染を用いた型絵染の技法を学ばれました。日本画で培われた確かな描写力を礎に、線を主体とした表現によって自然のかたちを捉え、植物や生きものが持つ構造やリズムを、独自の図案として丁寧に昇華されています。
日々の暮らしの中で出会う草花や昆虫を丹念に観察し、線の強弱や反復、余白を生かした構成により、着物や帯という立体性を意識した意匠を生み出されています。抑制の効いた色使いと凛とした線描が織りなす型絵染により、遠藤あけみさんならではの模様の世界を築かれています。
銀座もとじ和染 2026年1月 個展開催
2026年 プラチナボーイ20周年記念展出品
略歴
1956年 神奈川県川崎市生まれ
1978年 多摩美術大学絵画科日本画専攻卒業
岩井香楠子氏に師事し型絵染めを学ぶ
2000年 第16回シルク博物館全国染織作品展にて佳賞
2002年 第57回新匠工芸展にて 新人賞
2006年~ 第53回日本伝統工芸展に出品 初出品 初入選
2008年 第42回日本伝統工芸染織展にて工芸会会長賞
2009年 日本工芸会正会員に認定される
2015年 第49回日本伝統工芸染織展にて京都新聞賞
2016年 第50回日本伝統工芸染織展にて京都新聞賞
2022年 銀座和光 型染作家4名による「型一会」展
2023年 第57回日本伝統工芸染織展にて日本経済新聞社賞
2024年 第71回日本伝統工芸展にて東京都知事賞
2024年 シルク博物館 型絵染8人展
遠藤あけみさんについての
おすすめの読み物・コンテンツ
遠藤あけみの型絵染 ― 線で捉える自然の豊穣|和織物語
多摩美術大学教授の外舘和子先生に取材執筆いただきました。全文公開しておりますので、ぜひご覧ください。

型絵染・遠藤あけみさん 工房レポート

2026年の幕開けとなる1月催事は、型絵染・遠藤あけみさんの初個展。
美術大学で日本画を学ばれた後、岩井香楠子氏に師事され、工芸展では数々の受賞を重ねてこられました。
心動かされた自然や動植物の心象を独創的な線や形に描き出し、型絵染として表現する遠藤さん。図案から型彫り、糊置き、彩色まで、すべての工程を一貫して手がけられています。その制作の源を訪ね、神奈川県横浜市にある工房を訪問しました。
インスタグラムショート動画
制作風景を短い動画にまとめています。ぜひご覧ください。

染・織・繍、49名の作家と各産地の方々が、プラチナボーイを素材として、「源」をテーマに、総数約70点の渾身の作品を創り上げました。この20年、私たちは全国各地のものづくりのトップランナーの方々とチームを組み、対話を重ねながら歩んでまいりました。身に纏う人が自分らしい美意識を表現し、確かな自信を与えてくれる――そんな最愛の一枚をお客様にお召しいただけることを願い、走り続けてきた年月です。現代に受け継がれる至高の技の美を、最良の素材を通して、あなたの五感へと語りかけます。洗練された現代の優美さとゆたかさ。
あなたの魅力を、よりいっそう輝かせる一枚に出会ってください。
プラチナボーイ20周年記念展「源」
会期:2026年3月13日(金)~3月22日(日)
場所:銀座もとじ 和織・和染、男のきもの、オンラインショップ
ぎゃらりートーク
①「お蚕さん―繭からのものづくり」
日 時:3月14日(土)10:00~11:00
登壇者:養蚕農家 高橋直矢氏、浅井広大氏
碓氷製糸株式会社 代表取締役社長 安藤俊幸氏
一般社団法人富岡シルク推進機構
専務理事兼事務局長 長谷川直純氏
銀座もとじ 会長 泉二弘明、社長 泉二啓太
会 場:銀座もとじ 和織・和染
(定員40名様/無料・要予約)
②「纏う喜びをお客様へ」
日 時:3月22日(日)10:00~11:00
登壇者:髙橋寛氏(友禅)、生駒暉夫氏(友禅)
荒川眞理子氏(型絵染)、菊池宏美氏(江戸小紋)
平山八重子氏(紬織)、大髙美由紀氏(紬織)
柳晋哉氏(紬織)
銀座もとじ 会長 泉二弘明、社長 泉二啓太
会 場:銀座もとじ 和織・和染
(定員40名様/無料・要予約)
【お問い合わせ】
銀座もとじ女性のきもの 03-3538-7878
銀座もとじ男のきもの 03-5524-7472
名古屋帯
袋帯
紬・綿・自然布
小紋・江戸小紋
訪問着・付下げ・色無地ほか
浴衣・半巾帯
羽織・コート
肌着
小物
履物
書籍
長襦袢
小物
帯
お召
小紋・江戸小紋
紬・綿・自然布
袴
長襦袢
浴衣
羽織・コート
額裏
肌着
履物
紋付
書籍