T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO
特別トークセッション開催のお知らせ
T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2025 は、10月4日(土)〜27日(月)に日本橋・八重洲を中心に東京各所で開催される、日本最大級の国際写真祭です。都市を舞台に国内外の写真家が集い、現代写真の最前線に触れられる特別な24日間となります。
このたび銀座もとじでは、本フェスティバルとの連動企画として、急遽トークセッションの開催が決定しました。奄美の泥染と写真表現をめぐり、写真家・山﨑萌子さん、染人・金井志人さんを迎え、店主・泉二啓太が語り合います。土地に根ざす文化と現代アートが交わる瞬間を、ぜひご体感ください。
T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2025
オフィシャルサイト
https://t3photo.tokyo/festival-2025
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開催概要
東京と与那国を拠点に活動するアーティスト・山﨑萌子氏。土地に自生する植物や素材に着目し、自ら紙を漉くことで写真表現の可能性を広げてきました。2023年には奄美大島に滞在し、島の自然や祭事、人々の暮らしに触れる中で、その風土や文化への理解を深めています。そこで撮影した写真を、奄美の泥染を施した手漉き芭蕉紙にプリント。染色家・金井志人氏の指導のもとに生まれた作品をご覧いただきながら、制作の背景や奄美の文化について語ります。なお、金井氏は今回のスティーブン・ギル作品用の泥染和紙も手がけています。
会 場: 銀座もとじ 和織和染
日 時: 10月18日(土)19:30–20:30
定 員: 40名[無料・要予約]【受付中】
登壇者: 山﨑萌子(写真家)、金井志人(染人)
ファシリテーター:泉二啓太(銀座もとじ店主/キュレーター)
登壇者のご紹介
金井 志人|Yukihito Kanai
1979年 鹿児島県 奄美大島生まれ。奄美大島紬の泥染を担う〈金井工芸〉の後継者。天然染料を用いた伝統的な染色技法に取り組む一方で、ファッションブランドとの協働や布以外の素材への染色など、新たな表現領域の開拓を続ける。伝統を見つめ直す自由な姿勢が、多くのアーティストやデザイナーからも支持を集めている。
山﨑 萌子|Moeco Yamazaki
1990年 東京都生まれ。沖縄の伝統的な琉球紙の技法を用い、平面・立体・インスタレーション作品を展開。紙に内在する記憶や質感、土地との関係性に着目しながら、表現の可能性を広げている。近年はSUKIMA GALLERY、三越コンテンポラリーギャラリーなどで作品を発表し、静謐で力強い表現世界を構築している。
泉二 啓太|Keita Motoji
1984年生まれ。「銀座もとじ」代表取締役社長。
高校卒業後、ロンドンの大学でファッションを学び、卒業後パリへ渡り、2008年に帰国。 2009年に「銀座もとじ」に入社。2022年9月、代表取締役社長に就任。
「着物をワードローブの一つの選択肢に」「着物に関わる仕事が憧れられる職業に」その夢を叶えるため、店舗での接客をはじめ、日本全国の産地・作家を自ら訪れオリジナル商品の開発や、お客様参加型の純国産の蚕からの着物づくりの企画運営、次世代に向けて日本の手仕事や着物の魅力を伝えるワークショップを開催。
2022年11月には染織の可能性を広げ未来へと繋げることを目的としたHIRAKI projectを立ち上げ、宮城県の採石場・大蔵山スタジオと草木染作家の共同制作による、「FUYU」展を開催、2023年には大島紬の泥染めを追求した「泥中の布」展を開催。
また、銀座の柳で染めを施した作品などもプロデュース。着物文化を国内外に広める活動を精力的に行っている。
「考土 code ‐奄美‐」(2025年7月開催)
その土地を考え、その土地の素材を使い、アーティストの多様な表現を通して、土地の記憶と未来をつなぐ空間を構成。多くのお客様にご来場いただき、盛況のうちに幕を閉じることができました。
〈お問い合わせ〉
銀座もとじ本部 03-5524-3222