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  • 《開催終了/心より御礼申し上げます》ぎゃらりー泉 香月美穂子 初個展 ~時を染め、織る~ |10月催事

《開催終了/心より御礼申し上げます》ぎゃらりー泉 香月美穂子 初個展 ~時を染め、織る~ |10月催事

「香月美穂子 初個展 ~時を染め、織る~」展はおかげ様で盛況のうちに終了いたしました。ご来店いただきました皆様、オンラインショップで作品をご覧いただきました皆様に心より御礼申し上げます。


筑紫野から銀座に届いた帯。
開封した瞬間、色に引き込まれ、
織りの表情、風合いから香月さんの心の声が聞こえてくるようです。
その声に導かれながら、作品に込められた思いを読むと、
心のひだに入り込むやわらかな情感、心の芯があたたかくなるのを感じます。
限定6本での待望の初個展をぜひ、ご覧ください。

ぎゃらりー泉
香月美穂子 初個展
~時を染め、織る~

会期:2021年10月15日(金)~17日(日)
会場:銀座もとじ ぎゃらりー泉
〈お問い合わせ〉
銀座もとじ女性のきもの 03-3538-7878

九寸名古屋帯「新雪」

香月美穂子帯「新雪」
令和2年西部染織作家展 出品作
作家コメント:私の住む地は大宰府に近い事もあり、福岡にしてはしんしんと冷える冬となります。
時々、降る雪を見ながら「光と影」の冴えた陰影を表現したいと思い染め織りました。

九寸名古屋帯「福木並木に光」

香月美穂子帯「福木並木に光」
平成29年 第52回 西部伝統工芸展 入選作
作家コメント:沖縄滞在中、福木通りを通りかかるとサーっと眩しい光が当たった時の感動を、
現地で購入した福木染料を贅沢に濃くたっぷりと糸に染め表現してみました。

九寸名古屋帯「花菖蒲の頃に」

香月美穂子帯「華菖蒲の頃に」
作家コメント:四季折々、自分が着物を着用する時に締める帯があります。
その一つが、「杜若」、不思議なことに最近になってお褒めいただく事が増えました。
昨夏、大宰府に花菖蒲を見に行きまして、群落・多色で咲いている姿に感激し、 そこから作品として更に思いを重ねて染め織りました。

九寸名古屋帯「薄暮の庭で」

香月美穂子帯「薄暮の庭で」
作家コメント:昼間は咲き誇っていた紫陽花が夕暮れ時になるとグレイッシュに姿を変えていきます。
その姿を明るくなりすぎないように気をつけながら糸を染めて織りました。

九寸名古屋帯「桃の節句に寄せて」

香月美穂子帯「桃の節句に寄せて」平成31年西部染織作家展 出品作
平成31年西部染織作家展 出品作
作家コメント:3月は自分の誕生月という事もあり、雛飾りをワクワク楽しみにしています。
桃の花と節句飾りのひな壇をイメージして作りました。 ピンクはやはりコチニールで

九寸名古屋帯「夏椿2」

香月美穂子帯「夏椿2」
作家コメント:日本伝統工芸展に入選した「夏椿」を再考しました。
染め色の濃淡で表情も豊かになり、新たな夏椿が咲きました。
ぽたりぽたりと一日で落花するのも魅力的ですし、明るめの葉の緑と白い花のバランスが好きです。

【対談】香月美穂子さん×銀座もとじ

香月美穂子さん×銀座もとじ対談

草木染めの瑞々しい色彩。浮織の織り模様により、奥深くしなやかな表情をみせる、一本の帯に込められた作家の思いとは。 個展直前、香月さんに今のご心境をお聞きいたしました。

対談はこちらから

香月美穂子さんについて/プロフィール

愛知県名古屋市生まれ。刺繍教室をされるお母様のもと、ものづくりの風景が身近にある中で幼少期を過ごされます。東京の大学へ進学した1970年代、北欧のデザインに惹かれ、中でも「織り」に興味を抱き卒業後は中村慶子氏に師事。組織織りについて基礎から学ばれる中、3年が経つ頃に、デザイン雑誌のスウェーデン特集で紹介されていた北欧ツアーに参加。スウェーデン・ダーラナ地方の民族博物館で目にした浮き織りに魅了され「このような作品を草木染めで作りたい」と決意し帰国。染織の世界に入られて最初の20数年は会社員との二足のわらじでしたが、現在は退職され染織家として作品制作に邁進されています。西部伝統工芸展「福岡三越賞」等、受賞多数 。

日本工芸会 準会員

1981年 共立女子大学文芸学部日本文学科卒
2008年 京都造形芸術大学大学院芸術研究科(染織専攻)終了
1984年 中村慶子氏(グループ あいまいもこ主宰)に師事
1988年 北欧での夏季織物研修に参加し「浮織」に出会う
1993年 西部伝統工芸展入選
2003年 福岡県展 岩田屋賞
2009年 第44回西部伝統工芸展 福岡三越賞
2014年 第61回日本伝統工芸展入選 以後多数
2015年 第49回日本伝統工芸染織展入選 以後多数
2015年 第50回西部伝統工芸展入選 以後多数
2018年 第53回西部伝統工芸展 用と美の部・岩田屋三越賞
2018年 第65回日本伝統工芸展
2019年 第54回西部伝統工芸展
2021年 第55回西部伝統工芸展


香月美穂子 作家ページはこちら

ぎゃらりー泉とは

銀座もとじ ぎゃらりー泉 扉

女性のきもの専門店「和織」と「和染」の扉の間にもうひとつ、「ぎゃらりー泉」と書かれた扉があります。この扉は、いつか未来を担う作り手に出会えたら、この扉を開いて羽ばたいていって欲しいと、店主泉二が「和織・和染」の開店時より設えていました。 ぎゃらりー泉は、才能がありながら作品発表の機会に恵まれず染織の世界を離れていく多くの作り手を目の当たりにしてきた、店主泉二の長年の夢でもありました。これからの日本の染織界で活躍が期待される可能性を秘めた作り手に光を当て、作品発表の場を提供したいという思いから造られました。 2017年、運営が始まり、ぎゃらりー泉での初個展を開催。 染めや織りの作家としての一歩を踏み出された皆さんは、お客様の応援をいただきながら、その後も確実に着実に活躍の場を広げられています。

ぎゃらりー泉について

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