よみたんざんはなおり
Yomitanzan Hanaori
Yomitanzan Hanaori
読谷山花織
沖縄県
幻から蘇りし
華やぎの花模様
沖縄本島中部・読谷村で織られる読谷山花織は、約600年の歴史を誇る紋織物です。先染めの絹糸や綿糸を用い、琉球藍や福木、蘇芳などの植物染料で彩られた糸から、立体的で華やかな花模様が織り出されます。
模様には「ジンバナ(銭花)」=裕福、「オージバナ(扇花)」=子孫繁栄、「カジマヤーバナ(風車花)」=長寿といった意味が込められ、縞や格子と組み合わせることで複雑な文様が生まれます。琉球王朝時代には王族や一部の村人しか身に纏えなかった貴重な織物で、明治期には衰退しましたが、1964年に約90年ぶりに復活し「幻の花織」と呼ばれた技術が再び息を吹き返しました。現在は沖縄県指定無形文化財、伝統的工芸品として知られ、その素朴さと華やかさを併せもつ独特の布は、多くの人々を魅了し続けています。
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