Vol.18 角帯・男ならではの締め心地~男性着物の一揃え~|男のきものWEB講座

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角帯 ~男ならではの締め心地~

和装用のコートは、主に防寒・防雨のために用いられるものですが、そうした実用性ばかりでなく、現在では外出する際のおしゃれ度をいっそう高めてくれる和装品としても大変人気があります。
角帯

「角帯(かくおび)」は、着物を着たとき、前が肌蹴ないように腰の位置で締め止めるという機能的な一面と、男性和装のおしゃれを表現する大きなポイントともなる一面を併せ持つ、非常に重要な和装アイテムです。角帯は昔から、兵児帯に対して折り目正しい装いのものとされており、色柄のバリエーションも兵児帯よりは豊かで、礼装にもカジュアルにも対応可能なオールマイティな男の帯といえるでしょう。ぜひ角帯で男のお洒落を楽しみましょう。

礼装用には綴織や博多織などの帯が一般的に選ばれますが、袴を着ける礼装では、角帯はほんの一部分しか目に触れません。これに対して、フォーマル用途以外においては、帯の素材や種類を問わず、合せる着物や羽織との色や素材感のバランスで見栄えの良いものを自由に選んでかまいません。

一般に、締めやすい帯というのは、緩みにくく、滑りにくく、体型に合った幅と長さのものだといえます。そうした帯ほど身体によく馴染んで安定した締め心地が得られます。下腹部の最適な位置に適度な強さで絞められた帯は、とても締め心地の良いものです。着物を着慣れてくると、締めやすい帯と締めにくい帯の違いもわかるようになりますが、これには個人の好みも大きく影響してきますので、可能な限り複数の帯を締めてみられることをお勧めします。

なお、帯の幅や長さには厳密な規格がなく、微妙なサイズの違いが認められますが、体格の大きな人はやや幅が広い帯が、小柄な人なら逆にやや幅が狭い帯の方が、着付けた時の見た目のバランスもよく、実際の締め心地も良い感じが得られます。長さについてはよほど極端に短くない限りは、結ぶ時に自由に調節できるため、体格の違いで問題になることはありません。 オリジナル 角帯ちなみに、角帯にはコルセットのような効果もあり、腰痛に悩まされていた人が、和服を着て角帯を毎日締めるようになってから、嘘のように治ってしまったという話もよく聞かれます。そうした目的も考慮に入れるなら固めの帯が適しています。

角帯

ちなみに、角帯にはコルセットのような効果もあり、腰痛に悩まされていた人が、和服を着て角帯を毎日締めるようになってから、嘘のように治ってしまったという話もよく聞かれます。そうした目的も考慮に入れるなら固めの帯が適しています。