岐阜県可児市生まれ。1996年、旅先のインドネシアでバティック(ジャワ更紗)と出会い、大学在学中に日本でその基礎を学びます。2000年、大学卒業と同時にインドネシア国立ガジャマダ大学へ留学し、現地のバティック職人に教えを請いました。その後もインドネシアを中心にアジア各国のテキスタイルを訪ねる旅を重ね、2012年からはバティック教室やワークショップを開始。2025年、20年間勤めた会社を退職し、制作活動に専念されています。
図案から蝋置き、染めまでの全工程を自らの手で行い、身近な植物や旅先、植物園などで出会った草花を主なモチーフに制作。日本の柔らかな風景になじむ穏やかな色合いと余白を大切にし、チャンティンで一本一本描かれる線には、手仕事ならではのゆらぎが宿ります。ジャワ更紗の技法を礎にしながら、日本で暮らす自身の感性を重ねた、やわらかく楽しげな表情の帯を生み出しています。
【作家産地】「渡辺智子」記事/作品一覧