『越後上布』の里を訪ねて
2006年3月6日(月)〜3月7日(火)の2日間、店主の泉二が越後上布の里を訪ねました。その模様を4回に分けてご紹介します。 第1回:越後上布とは 第2回:雪晒しは圧巻 第3回:地機見学 第4回:苧麻績み 年間の生産反数は現在では40反程度。それも原料となる苧麻(ちょま)糸を績む(うむ)人が激減しどんどん生産反数は減っています。織り手は現在では12人から13人と言う少数で泉二自身も「まぼろしの越後上布になるのではないか?!」と言う危機感を募らせて、今回の訪問をしました。 6日月曜日午前8時東京を出発。都心を抜け東北道をひたすら走ること数時間。新潟県六日町の「林宗平工房」に着きました。こちらは2代続く越後上布の作り手さんです。第1回:越後上布とは

越後上布は、長い伝統を誇る日本最古の織物で、およそ800年前から織り始められました。
「北越雪譜」には、「雪中に糸となし、雪中に織り、雪水に濯ぎ、雪上に晒す。」
と詠まれているほどで「雪の中から生まれる織物」とも言われています。1955年、国の重要無形文化財、第一号の指定産地としても認定されました。