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銀座もとじ

きもの時間を楽しむ、秋の小旅行

Autumn
二〇二一 女性 カジュアル きもの時間を楽しむ、秋の小旅行

きもの時間を楽しむ、秋の小旅行

10月から5月までの袷のシーズンに重宝するのは、
上質な紬のきもの。
良い素材で丁寧に作られた紬は、糸が謙虚に光り、
普段のお出かけから、ちょっとしたお集まりまで
帯次第で社交着としても活躍します。
これまで洋服で出かけていた場所へ、おきもので。
一緒に人生を歩んでいけるような紬と出会い、世界を広げてみませんか。

きもの時間を楽しむ、秋の小旅行

やわらかな秋の光の中で優しい表情を浮かべる、心華やぐピンク色。 山岸幸一さんの紅花紬のきものと帯は、紅花で染めた糸を真冬の夜明け頃の極寒の最上川に晒して行う「寒染(かんぞめ)」という工程を経て作られます。

きもの時間を楽しむ、秋の小旅行

山岸幸一さんの織物は、着こむほどに体に馴染み、着る人の人生に寄り添うきもの。一年、二年、三年と毎冬染め重ねて深く浸透した色は、年月を経るほどより良い色へと「経年美化」していきます。

きもの時間を楽しむ、秋の小旅行

離れた場所からもわかる艶やかな質感。太細のある紬糸で織られているのに上品な光沢を帯びるのは、糸そのものが奥から輝きを放つから。通常、繭は熱風により乾燥させて効率的に保管しますが、山岸さんは糸本来の艶を引き出すために、生きたままの「生繭(なままゆ)」から糸を作ります。

きもの時間を楽しむ、秋の小旅行

山岸幸一さんのものづくりは、畑を耕し蚕を育てるところからはじまります。草木を育て染料を作り、真綿糸を紡ぎ、糸を数年かけて染め重ね、織り上げる。気の遠くなるような手しごとはすべて、装う方の幸せな気持ちへ繋がっています。

きもの時間を楽しむ、秋の小旅行

ふっくらとした風合いと、空気をまとっているかのような軽い着心地。最上川源流・赤崩の大自然と、蚕と草木の命から作られた真に健やかなきものは、まとうたびに癒しと元気を与えてくれます。

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