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  • 《2/19~2/27》冬の銀座で日本最高峰の“雪景”を。染織界の二大巨匠による史上初の合作を一般公開

《2/19~2/27》冬の銀座で日本最高峰の“雪景”を。染織界の二大巨匠による史上初の合作を一般公開

冬の銀座で日本最高峰の“雪景”を。
染織界の二大巨匠による史上初の合作を一般公開

銀座もとじ「和織・和染」にて『二大巨匠展 競演する織と染 ― 北村武資と森口邦彦』を開催。記念作品として制作された二大巨匠による合作「雪景」(非売品)を2022年2月19日(土)~2月27日(日)の期間限定で公開いたします。

織りの技法「羅(ら)」と「経錦(たてにしき)」の重要無形文化財保持者(人間国宝)・北村武資氏と、染の技法「友禅」の重要無形文化財保持者・森口邦彦氏の史上初となるコラボレーション作品を見ることができる本展。コロナ禍により着物の着用機会が減少している昨今、かつてない試みを実現することにより業界内外に明るいニュースを届け、また日本文化に関心のある層に向けて「日本が世界に誇る最高峰の技術」を目にする機会を提案できればと考え、開催に至りました。

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■ここでしか見られない二大巨匠の奇跡の合作「雪景」

経錦地 友禅訪問着「雪景」部分 織 北村武資・染 森口邦彦
経錦地 友禅訪問着「雪景」部分 織 北村武資・染 森口邦彦

本展のために作られた両人間国宝による合作「雪景」は、北村氏が織った織物に森口氏が染めを施したもの。きみどりの小花を織り出した象牙色の経錦地に、友禅と蒔糊の技術で幾何学模様が変化していく意匠は新たな自然観を創り上げ、息を呑むほど美しい幻想的な雪景色を表現しています。

経錦地 友禅訪問着「雪景」部分 織 北村武資・染 森口邦彦

本来個々で完成されている人間国宝同士の技術を一つの作品に収めることは非常に困難とされています。しかし、今回は「布を織る」「染める」という2つのクリエイションを経て作られる着物の特性と、54年間心を通わせて切磋琢磨してきたお二人の強固な信頼関係があったことで奇跡的に実現しました。

経錦地 友禅訪問着「雪景」部分 織 北村武資・染 森口邦彦

お互いの領域を侵さずに、持っている技術を余すことなく活かしきった唯一無二のコラボレーションを、ぜひご堪能ください。

■北村氏・森口氏それぞれの新作も一堂に集結

本展では、両氏の新作も展示。北村氏は50年前に手がけた受賞作と同デザインで特別制作した帯など100点、森口氏は「銀座もとじ」オリジナルの生糸「プラチナボーイ」で作られた白生地に染めた友禅訪問着など10点を発表します。

国内外多くの美術館に収蔵されるほど貴重な両氏の作品。今回は店舗での展示になるため、一本一本の糸が織りなす生地の表情や繊細な染めの技術を至近距離でお楽しみいただけます。

北村武資作 羅 経錦

北村武資氏作品(左)羅金 袋帯(右)経錦 着尺

森口邦彦友禅訪問着

森口邦彦氏作品 友禅 訪問着

■催事概要 「北村武資×森口邦彦 二大巨匠展」
~20世紀が生んだ日本染織界における二大巨匠 初の二人展~

催事期間:2022年2月19日(土)~27日(日)11時~19時
催事会場:銀座もとじ「和織・和染」(東京都中央区銀座4-8-12)
特設サイト:
https://www.motoji.co.jp/blogs/events/kitamuratakeshi-moriguchikunihiko202202

■作家プロフィール

森口邦彦氏と北村武資氏

右)北村武資(きたむら たけし)
1935年京都市生まれ。15歳から西陣で織物を学んだ後、独立。1965年日本伝統工芸染織展に初出品以降、日本工芸会会長賞やNHK会長賞など受賞歴多数。古代に発展し途絶えた織り技法を独学により復元し、1995年に「羅」、2000年に「経錦」で重要無形文化財保持者に認定。1996年紫綬褒章受章、2005年旭日中授章受章。

左)森口邦彦(もりぐち くにひこ)
1941年京都市生まれ。京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)日本画科を卒業後、渡仏してグラフィックデザインを学ぶ。帰国後、「友禅」の重要無形文化財保持者であった父・森口華弘氏の下で友禅技法習得に励み、2007年に「友禅」で重要無形文化財保持者に認定。2013年旭日中授章受章、2020年文化功労者に選定。2021年フランス共和国レジオン・ドヌール・コマンドゥール章受章。2014年にリニューアルされた三越のショッピングバッグ(画像参照)に友禅訪問着デザインが採用されたことでも知られている。

三越ショッピングバッグ

■銀座もとじについて

1979年創業。東京・銀座に染と織の女性の着物専門店「銀座もとじ和織・和染」と、日本初の男性の着物専門店「銀座もとじ 男のきもの」を展開。「新しい時代の新しい着物店」を目指し、作家や産地にスポットライトを当てた“顔のみえるものづくり”にこだわりながら様々な顧客のニーズに応え、現代の街並に似合う呉服を提案している。

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