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本場結城縮 復刻柄 完成発表会 ~過去から未来へ~ 【同時開催】 本場結城紬/結城縮 新作展《開催終了/心より御礼申し上げます》|9月催事

「本場結城縮 復刻柄 完成発表会 ~過去から未来へ~」は、おかげ様で盛況のうちに終了いたしました。ご来店いただいた皆様、オンラインで作品をご覧いただいた皆様に心より御礼申し上げます。


本場結城縮 復刻柄 完成発表会
~過去から未来へ~
【同時開催】 本場結城紬/結城縮 新作展

「古の柄の復刻を通して、その時代の技術やエネルギーを受け継ぎ、未来へ繋げたい」
二代目 泉二啓太の熱い思いから、昨秋に始動した結城縮復刻プロジェクト。

皆様からの沢山のご投票により男女二柄を決定。
一年の時を経て、未来に繋ぐ「究極の単衣・プラチナボーイの結城縮」が完成いたしました。
細々と受け継がれてきた幻の技法と熱い職人魂によって蘇った「現代の復刻結城縮」です。

本場結城紬の新作も多数取り揃えておりますので、この機会に結城紬の奥深さをご堪能ください。

会 期:2022年9月23日(金・祝)~25日(日)
場 所:銀座もとじ和織、男のきもの、オンラインショップ
〈お問い合わせ〉
銀座もとじ和織・和染(女性のきもの)03-3538-7878
銀座もとじ男のきもの 03-5524-7472
(電話受付時間 11:00~19:00)

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結城紬・結城縮 商品一覧

ぎゃらりートーク

「結城縮復刻プロジェクト 過去から未来へ」
登壇者:奥澤順之社長×作り手 森肇氏×二代目 泉二啓太
日 時:9月24日(土)10~11時【開催終了】
場 所:銀座もとじ 和織
定 員:各30名様(無料・要予約)

「結城紬の魅力を語る」
登壇者:奥澤武治会長×店主 泉二弘明 
日 時:9月25日(日)10~11時【開催終了】
場 所:銀座もとじ 和織
定 員:各30名様(無料・要予約)

在廊日

奥澤順之社長 9月24日(土)・25(日)11~18時 
※奥澤武治会長は25日のみ在廊


《完成までを随時レポート中》
現代に纏うプラチナボーイ
「結城縮 復刻プロジェクト」について

二代目の泉二啓太は、『奥順』の見本裂帳を見た時に昔の結城縮のおおらかで大胆な絣柄に感銘を受けました。 その小さな裂地は、ものづくりへの職人魂が詰まっており エネルギーに満ち溢れていました。

“柄の復刻を通じて、先人の英知を学び、現代に活かしたい”

その思いを胸に、熟練した職人たちの手技の全てを注ぎ込み、 最高の着心地を味わえる「究極の単衣・プラチナボーイの結城縮」を1年かけてつくり上げます。

結城縮復刻!レポートはこちらから

◆なぜ今、復刻が必要なのか
かつて「結城縮」は「結城紬」よりも人気があった

「紬の王様」とも呼ばれる「結城紬(ゆうきつむぎ)」は、空気を含んだ手つむぎの真綿糸をほぼ無撚糸の状態で織り上げて作られ、軽くて暖かい極上の着心地が魅力です。昭和31年に「越後上布」に続き2番目に国の重要無形文化財に指定され、多くの着物ファンを魅了する憧れの織物として知られています。

「結城紬」が知名度と存在感を増し続けているその陰で、同じように魅力あふれる織物でありながら、技術の伝承が危機的状況にある織物、それが「結城縮(ゆうきちぢみ)」です。

「縮(ちぢみ)」とは、その名の通り布を縮ませる加工をしている織物のこと。結城紬とは違い「(手つむぎした糸を)撚糸する」という工程があり、強く撚りをかけた糸が元に戻ろうとする性質を利用することで、生地の表面に「シボ」と呼ばれる細かな凹凸が生まれ、単衣の季節に心地よいさらりとした地風に仕上がります。

結城紬自体は2000年以上の歴史がありますが、結城縮は明治35年頃から織られ始め、布地の持つシャリ感と絣のデザイン性が人気を博し、昭和に入ってからは結城紬産地の全生産量の約8割が結城縮という時代もあったといいます。しかし、結城縮の人気に押され結城紬の生産数が減少してきたこともあり、文化財保護の動きの中で、昭和31年に結城紬が国の重要無形文化財に指定され市場の需要が逆転。結城縮は生産数が激減し、今や全生産量の1割に満たないほどの希少な織物となっています。

◆「プラチナボーイ×結城縮」
希少×希少の組み合わせによる、夢の復刻プロジェクト

本プロジェクトでは、銀座もとじがプロデュースする純国産絹「プラチナボーイ」を用いて、結城縮が人気を博した当時の見本裂帳から、人気投票により選ばれた男女各1柄ずつを制作。

明治期には世界一の絹輸出国であった、着物の国、絹の国、日本。しかし現在は海外産の絹が台頭し、国内で養蚕から純粋に生産される純国産絹は1パーセントにも満たないほどになっています。

プラチナボーイは、日本の大沼昭夫博士が37年をかけ世界に先駆けて発明した夢の蚕品種であり、白く輝く絹糸の美しさから「プラチナ」の名がつけられました。

結城縮が席巻した当時には存在しなかった、現代に輝く絹糸で、今のお洒落を知る方々に選ばれたデザインを織り出す-夢の復刻プロジェクトの模様を、完成まで追いかけて随時レポートしおります。

復刻柄投票結果はこちら

男性柄 第1位は…

「矢絣」経モロ絣

(産地コメント)結城紬の製織で用いられる地機は、他の織機と異なり下糸だけが上下するのが特徴です。織るうちに上糸と下糸がずれてしまうので、絣は上糸だけに入れるのが産地では常識となっています。この端切れの図案は「モロ絣」といって、上糸にも下糸にも絣が入っており、現在ではほとんどできない絣の作り方です。

女性柄 第1位は…

「剣花菱」緯絣

(産地コメント)結城縮を織るには、手つむぎ糸に右撚りと左撚りをかけ、緯糸に交互に織り込む必要があります。一方、絣糸とよばれる模様の入った糸には撚りをかけません。この端切れのような緯絣では、右撚りの糸、絣糸、左撚りの糸、絣糸、と順番に織り込んでいます。絣が多く、織る手間もかかるため、現在では数少ない作り方です。

【銀座もとじ公式YouTube】二代目 泉二啓太が語る結城縮

【現代に纏うプラチナボーイ「結城縮 復刻プロジェクト」】
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銀座もとじ女性のきもの 03-3538-7878
銀座もとじ男のきもの 03-5524-7472

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