~運命の一枚~ 染め織り人 山岸幸一展|3月催事
会 期 : 2019年3月15日(金)〜17日(日) 場 所 : 銀座もとじ 和織、男のきもの 24年前、純粋な紅色の美しさと無垢な織りの表情に息をのみ、私はその織物の前から動けなくなりました。 それが私と染め織り人、山岸幸一さんとの運命的な出会いです。 一昨年、山岸さんは古稀を迎えられ、弊社では「赤崩草木染研究所」設立40周年記念展を開催させて頂きました。御年72歳、機屋に生まれ御父様の背中を見ながら19歳で家業に従事し、29歳で独立。 それから今に至るまで、変わることなく自然の恵みに感謝し、自然との対話の中で、 「己を信じて、最善を尽くす」、その一心でものづくりをされています。 春から夏には、草木染の染料となる紅花を自ら育て「紅花餅」を作り、 “一本の糸”から織り重ねられる風合いを求めて蚕から育てる。 私は幾度となく工房をお訪ねし、その信念の御姿を見てまいりました。 私も今年、銀座に店舗を構えて40年を迎えさせていただきます。 今でも、山岸さんの織物に触れると、自分の人生が重なります。 「自分の目で見て、耳を研ぎ澄まし、手で触れて、自分の言葉でお客様に本物をお届けする。」 正に山岸さんの織物は私にとって“精神”そのものであり“原点”です。 40周年記念展から2年、あの日の皆様の笑顔を心に、実直に黙々とものづくりをされた結晶が一堂に揃います。是非、皆様の運命の一枚となることを願いながら、心よりお待ち申し上げております。
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