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    たかはしなみ
    TAKAHASHI, Nami

たかはしなみ
TAKAHASHI, Nami

高橋奈己 陶芸

日本工芸会正会員

しなやかな曲線、滑らかな凹凸。
白磁の無垢な美しさに映し出される光の陰影。

東京を拠点に作陶活動を行なう陶芸家、高橋奈己さん。
幼少期から陶芸に興味を持ち、武蔵野美術大学短期学部専攻科陶磁コースを卒業後、イタリアのファエンツァ国立陶芸美術学校へ。2016年、日本伝統工芸展にて新人賞受賞後、毎年工芸展に入選。
自然界にある実や種、花のつぼみなど、生命力あふれる美しいフォルムをテーマに、鋳込成形による白磁作品を中心に制作。無垢な白に映し出される光の陰影に、高橋さんの美意識が宿ります。
空間に映える大きな花器作品は、多くのラグジュアリーホテルのスイートルームやクロークなどにも飾られています。光と影が彩る美しい白の世界が醸し出す高級感のある佇まいは多くの人を魅了し、日本のみならず海外でも活躍の場を広げられています。
ひとつひとつ、手作業で丁寧に削り、細部まで形状を整えられた美しいフォルムは、それぞれが世界にたったひとつ。白磁の潔い白と、しなやかな曲線、滑らかな凹凸が生み出す独特の陰影は、凛とした中にも自然をモチーフとしたやわらかさがあります。

1973年 東京生まれ
1997年 武蔵野美術大学短期学部専攻科(陶磁コース)卒業
1997-99年 ファエンツァ国立陶芸美術学校在籍(イタリア)
2016年 第63回日本伝統工芸展新人賞受賞
2016年 「FINE ART ASIA」出展 (香港)
2017年 「SOFA CHICAGO」出展、艸居ブース(シカゴ)
2017年 「COLLECT 2017」出展 (ロンドン、イギリス)
2017年 「第24回日本陶芸展」茨城県陶芸美術館賞
2018年 「第11回現代茶陶展」TOKI織部大賞
2021年 国立工芸館石川移転開館記念展Ⅲ 近代工芸と茶の湯のうつわ ―四季のしつらい―