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銀座もとじ
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  • 松枝哲哉(まつえだてつや)

まつえだてつや 松枝哲哉 久留米絣

日本工芸会正会員
150年続く松枝家で久留米絣の技を継承。
藍染めで表現する詩情あふれる絵絣模様。

1955年、福岡県生まれ。150年間にわたって絵絣の技を継承する久留米絣の名家・松枝家の5代目当主を務められ、2020年7月、ご逝去されました。伊予絣、備後絣とともに日本三大絣の一つに数えられる久留米絣は、福岡県久留米市周辺、および周辺の旧久留米藩地域で生産される綿織物で、200年ほどの歴史があります。機械織りや化学染料などが導入される中で、手織り・手括り・本藍染といった昔ながらの技法を守りぬき、その3つの指定要件の技が1957年には、国の重要無形文化財に指定されています。
松枝哲哉さんは人間国宝であった祖父の松枝玉記さんに中学時代より藍染めを習い、後に手織り、手括りを学び、24歳の時には重要無形文化財久留米絣技術伝承者(手括り・藍染め・手織)に認定され、29歳の時に日本伝統工芸展初入選を果たされました。 久留米絣は、八女地方の小柄な男絣と、久留米市南部の大柄な絵絣の2種に大別されますが、松枝さんが手がけるのは、後者の「大柄な絵絣」。筑後の自然風景、風や雨や光や影、そして宇宙にまで思いを馳せ、絣紋様に意匠化して、写し取ります。豊かな詩情あふれる世界観を藍と白のコントラストや藍の濃淡染めで表現した作品は、見る者に深い感動を呼び覚ます力強さを感じさせます。

銀座もとじ和織 2013年、2016年個展開催
2020年40周年記念展出品

1955年 福岡県三潴郡大木町に生まれる
     祖父である人間国宝・松枝玉記氏に師事
1979年 重要無形文化財久留米絣技術伝承者認定
1984年 日本伝統工芸展初入選 以後、入選多数
2000年 第35回西部工芸展 久留米絣着物「煌」 正会員賞
2007年 第41回日本伝統工芸染織展 久留米絣着物「晄」文化庁長官賞
2008年 第42回日本伝統工芸染織展 久留米絣着物「星斗」日本経済新聞社賞
2009年 第44回西部伝統工芸展 久留米絣着物「唐草文」QAB琉球朝日放送賞
2010年 第44回日本伝統工芸染織展 久留米絣着物「山椿」日本工芸会会長賞
2010年 第57回日本伝統工芸展 久留米絣着物「遥光」:日本工芸会会長賞 
2016年 重要無形文化財久留米絣技術保持者会(染・手括り・織)の保持者認定
2020年 第67回日本伝統工芸展 文部科学大臣賞受賞
同 年 7月ご逝去