Vol.58 着物で旅に出る|男の着物人生、始めませんか

男の着物はじめ 男の着物人生、始めませんか

着物で旅に出てみよう!

着物姿に慣れてこられたら、ぜひ、着物で旅に出てみてください。京都や金沢など、古都の散策には、やはり着物姿がしっくり馴染みます。ほかの旅人たちから、羨望の眼差しを向けられることは間違いありません。

さらに着物で海外を旅しようものなら、現地の方たちから大人気のひっぱりだこです。先日も、知人で海外にいらした方が、あちこちで「着物というのは、どうなっているのですか?」と質問されたり、「ビューティフル!」と声をかけられたりしたそうです。日本人の代表として旅をしている、そんな気持ちになったとおっしゃっていました。そして、今後も海外旅行には着物で行くと、大変満足されたご様子でした。

旅先でもさっと洗える麻の襦袢

旅の途中は、普段以上に汗もかきますから、襦袢を取り替えないでいるというのは、あまり気分のいいものではありません。

そんなときには、麻の襦袢が役に立ちます。麻は乾きがとても早いので、日中着た後にホテルの浴室でさっと洗い、室内に干しておくだけで、翌朝にはすっかり乾いているのです。

着こなしの変化は小物で演出

旅先で重宝するのが平成袴で、裾がすぼまっているため、石ころの多い道などを歩くときにも安心です。

私の旅支度は、長期の旅行のときでも、平成袴のほか、着物はせいぜい2枚ぐらいしか持参しません。そこに帯や半衿、羽織ひもを少し多めに持っていき、これらの小物と組み合わせて、見た目の印象を変え、着こなしにバライエティを持たせています。

しかも、着物はコンパクトに畳め、特に大島紬の場合はしわになりにくいので、スーツをお持ちになるよりも楽だと私は感じております。

急なおよばれにも安心

着物で旅をしておりますと、急なパーティーにも対応できるという点で心強いものです。着物で出席しておりますと、ホストの方も、「このためにわざわざ着物を用意してきてくれた」と感謝してくださいます。