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Vol.48 肌着のこと|男の着物人生、始めませんか

快適な肌着の提案

着物をお召しになるとき、最初に着けていただくのは肌着です。肌襦袢とステテコ、あるいは裾除(すそよけ)を着け、その上に長襦袢を着ていただきます。 ただし、普段に着物をお召しになるときや夏の暑いときなどは、ステテコや裾除けを省くこともできます。あるいは長襦袢を省いて、半襦袢とステテコや裾除けを組み合わせるという着方も提案しています。そのため、私どもの店では、丈が太ももあたりまである肌襦袢をオリジナルで作っています。 いずれにせよ、下着は表に見えるものではありませんので、ご自身が一番快適に過ごせるものを、臨機応変に工夫されるといいと思います。

肌襦袢

肌襦袢は、一般的には晒(さら)しやガーゼなどの綿でできたものなので、ご家庭で洗濯できます。また、普段着ているアンダーシャツでも十分代用できます。ただし、着物の衿から下着が覗いてしまっては着物姿が台無しなので、VネックやUネックのシャツ、または、ランニングなど、衿あきの広いものを選んでください。

裾除けとステテコの役割

ステテコや裾除けは太ももの汗を取り、足捌きをよくするためのもので、どちらを選ぶかは個人の好みによります。場合によっては省いても構いませんが、夏には、白っぽい着物を着ますので、透けることのないよう着けたほうがいいでしょう。また、汗が着物にしみとして付いてしまう心配もありますので、着物のためにも着けることをおすすめします。

肌着の着け方

裾除けと申しますと、女性のものと思われがちですが、もちろん男性用もあります。肌着をお着けになるにあたっては、先に裾除けを着け、肌襦袢は裾を入れず羽織るように着るのが一般的です。 ステテコは、ひざ下くらいの長さで幅にややゆとりのあるもので、モモヒキとは異なります。気のおけない席に出る場合、あぐらをかいて座ったときに、着物から足が丸見えになってしまうのはどうかと思われる方は、ステテコをおはきになったほうがいいようです。また、汗をかきやすい方も着けたほうがいいでしょう。 ステテコ、裾除けとも、素材は、洋服の裏地に使うような滑りのよい化繊、そして絹のものがあります。夏はクレープ素材のものが涼しげでおすすめです。

*クレープ・・・・・縮緬のように、表面を縮らせた綿生地。「楊柳(ようりゅう)」ともいう。

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