Vol.26 いい呉服屋の選び方|男の着物人生、始めませんか

男の着物はじめ 男の着物人生、始めませんか

自分合った店を選ぶ

かつて呉服屋は、上流家庭のお宅に直接出入りし、その家族が冠婚葬祭に必要な着物一切の調達を任されていました。また、着物の売り場では、「売る側」と「買う側」の教養合戦が行われるようなこともありました。

まだ一部にそうした雰囲気を残す呉服屋もありますが、こちらは初心者と割り切って、一から教えて欲しいのだと伝えてみてください。

事実、呉服屋の敷居はかなり低くなっています。お気軽にご相談なされば、緊張関係は一気に解きほぐされるでしょう。違和感が残るようでしたら、またほかの店を当たればいいことです。

呉服屋と上手に付合う

呉服屋に相談される場合は、自分の好みなどをお話になると、初回のお買い物から、それ以降を見据えた計画的なものにすることができます。

男物を扱っている呉服屋はまだまだ少ないのが現状です。増えてはきていますが、女物の着物が多く並んでいる中の一部分に男物コーナーがある、というような具合の店がほとんどではないでしょうか。

このように男の着物に本格的に取り組む呉服屋は十分とは言えませんが、ここ数年で急速に増えてきています。そして、今後もさらに男の着物の世界は広がっていくでしょう。

ただ、男はシャイな生き物ですから、女性の城のようなところに乗り込んでいくには、相当の勇気がいるものです。最初の一歩が踏み出せなければ、奥様や恋人に一緒に行っていただくといいかもしれません。

呉服屋のセンスと知識を見極める

店の様子はウインドウを覗けば、だいたいお分かりになるでしょう。呉服屋のウインドウ内はほとんどが女物ばかりかもしれませんが、センスのよさ、品物へのこだわりを見るにはそれで十分です。

スタッフの着ているものがセンスのいいものであるか、清潔感があるかも確認なさるといいでしょう。さらに、スタッフの商品知識の量もポイントです。商品知識が豊富なところは、買い物のアドバイスも上手なものです。こうしたことは、実際に店頭を訪れて、スタッフと話をしてみて始めて分かることです。

気軽に覗けるデパートとインターネットの呉服店

それでも呉服屋を覗きにくいと思われる方は、手始めにデパートの呉服売り場に行かれるといいと思います。また、近くに立ち寄れるお店がない場合は、インターネットでお探しになってはいかがでしょうか。ホームページを覗いてみるだけでも、それぞれの呉服屋のセンスのよしあしがお分かりになるでしょう。

着物の主治医探し

これから着物を着ていこうという方にとって、呉服屋は「主治医」です。いい主治医になかなかめぐり合えないのと同じように、いい呉服屋にもそう簡単にはめぐり合えないでしょう。まずは、より多くの店を訪ねることから始めてみてください。

呉服屋のスタッフと何度か話してみれば、自分に合うか、また立ち寄ってみたくなるような店かがお分かりいただけるでしょう。いい着物ライフは、いいスタッフとの付き合いから生まれるといっても過言ではありません。

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