Vol.23 アンティークの着物|男の着物人生、始めませんか

男の着物はじめ 男の着物人生、始めませんか

ビンテージ着物を探す楽しみ

安価で気軽に着物を着てみたいとおっしゃる方には、アンティーク(古着)を探すというのも一つの方法です。実際、1,000円の着物や500円の帯といった、驚くような値段のものも確かに売られています。

ただし、体格が大きく向上した現代人、特に男性の場合には、アンティークで自分の体に合うものがすぐに見つかるとは限りません。身長がそれほど高くない方であれば、選択の幅も多少あるでしょうが、身長175センチ以上の男性なら、かなり根気よく探さなければならないでしょう。

ここと思ったアンティークショップをいくつか見つけておき、お通いになるといいかもしれません。また、各地の骨董市やフリーマーケット、インターネットのオークションなども利用されるといいでしょう。

アンティークが持つ独特の色や柄に親しんでいくうちに、現代の着物ならではの色や柄のよさに改めて気付かされることもあるでしょう。そういう意味では、初心者の入り口は間口が広ければ広いほどいいのです。

自分のサイズを把握しておく

アンティーク物をお探しになるときに気を付けていただきたいのは、まずサイズに関してです。店によってはサイズ表示をしているところもありますが、多くの場合、サイズの表示はありません。

すべての着物を試着してみるわけにはいきませんから、自分のサイズが把握できていることが大切です。店に出向く前に、自分の裄や幅、丈は知っておかれるといいでしょう。呉服店で採寸されることがあれば、そのときの数字をメモしておけば間違いありません。

目を養う

アンティークの着物といえば、着物の状態がどうであるかをきちんと見極めることも大切です。思いがけず布が弱っていることもありますし、しみや汚れ、傷が付いる場合もあります。

アンティークの着物を見慣れないうちは、なかなか着物の状態が分かりにくく、つい、掘り出し物と思って手を出したくなります。もし、アンティークの着物を見慣れた方が周囲にいらっしゃるようでしたら、最初のうちは同行していただくと安心です。ご一緒する中で、目を養っていくことができるでしょう。

*裄・・・・・背中の中心の縫い目から袖口までの長さ。腕を45度に下げたときに、手首にあるやや突き出た骨(手のくるぶし)が隠れるくらいが丁度よい長さとなる。